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御前崎市、ヨウ素剤配布開始 全市民対象、12月まで

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月12日(月)12時27分配信

 静岡県と中部電力浜岡原発が立地する御前崎市は11日、国の原子力災害対策指針に基づき、原発事故時に甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤の事前配布を開始した。説明会を12月中旬まで12回開き、全市民約3万4千人に配る。

 初回は同市佐倉、比木地区の5町内会計1181世帯、3411人が対象。市は「混乱なく配布することができた」としている。

 会場の比木体育館では午前9時の説明会開始時刻を前に住民が列をつくり、急きょ10分繰り上げて対応した。住民は整理券を持参して受け付けを済ませ、13分間のDVDを視聴して安定ヨウ素剤の効用や服用・管理上の注意点の説明を受けた。

 保健師や看護師、薬剤師や医師に既往歴などを記載したチェックシートや薬手帳を提示し、服用が可能と確認されると、担当者から丸薬入りの封筒が手渡された。家族分の安定ヨウ素剤を代表して受け取る人が目立った。

 牧之原市も10~11月に5回に分け、浜岡原発からおおむね半径5キロの予防防護措置区域(PAZ)の市民約1万3600人に安定ヨウ素剤を配布する。

安定ヨウ素剤の有効期限は3年間で、更新していく必要がある。



 <メモ>安定ヨウ素剤 医療用の医薬品で、原子力災害時に放射性ヨウ素による甲状腺の内部被ばくを抑える効果がある。放射性ヨウ素が体内に取り込まれると甲状腺に蓄積し、甲状腺がんを発生させる可能性がある。3歳未満は服用が禁じられているが、安定ヨウ素剤は有効期限が3年あることから県などは今回、3歳未満も含めて配布する。

静岡新聞社

最終更新:9月12日(月)17時43分

@S[アットエス] by 静岡新聞