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松山英樹は今大会初のオーバーパー タップインのパットを外す場面も

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 9/12(月) 8:27配信

◇米国男子プレーオフ第3戦◇BMW選手権 最終日(11日)◇クルキッドスティックGC(インディアナ州)◇7567yd(パー72)

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ショットが良くなるとパットが悪くなる。その逆もしかり。ストレスの溜まる1週間の締めくくりに、松山英樹は「それがゴルフだと思います」と苦笑いした。前日まで3日続けてアンダーパーを記録し、9位タイから出た最終ラウンドは3バーディ、3ボギー、1ダブルボギー「74」。通算6アンダー24位タイに後退して終えた。

周囲は思わず息をのんだ。後半15番(パー5)、グリーン手前のラフから4打目でグリーンに乗せ、2mのパーパットを外した直後のこと。タップインさせようとしたボギーパットもカップに嫌われた。「何も考えずに打ってしまった感じ。もったいないといえばもったいないですけど、仕方がない」。確実にスコアを伸ばしたかったパー5。4日間を通じ、このホールで記録された全選手中唯一のダブルボギーが、松山のこの4オン3パットだった。

9位から出たとはいえ、トップとは10打差で迎えたこの日も頭の中はショット、パットの修正でいっぱいだった。左ラフからの2打目をグリーン左奥のバンカーに入れた4番のボギーをきっかけに、8番までに3ボギー。

ピンをショートするショットが多く、9番(パー5)ではフェアウェイから残り70ydの3打目を手前のバンカーに入れる珍しいシーンもあった。強く入った4打目のバンカーショットが幸運にもカップに収まり、チップインバーディで観衆を沸かせたが、本人はミス続きの自分に怒り心頭。ボールをスタンドのこどもにプレゼントする直前には、ウェッジを力なく地面に放り投げていた。

不満のあったショットには「距離が足りない時もあるけれど、良い感じでスイングもできている」と復調の兆しがある。一方でプレーオフ第2戦「ドイツバンク選手権」でつかんだパッティングへの好感触はまだ曖昧だ。「ショットはいい方向に向いている。パットは悪くなっているので立て直したい」。どん底の状態ではないはずだが「どっちも“普通”の状態でやりたいですね…」と口角を下げた。

8月末からの4連戦が終了。1週のオープンウィークを経て、22日(木)開幕の最終戦「ツアー選手権」に臨む。「調子が悪い時期が長かったので疲れてます(笑)。調子が良い4週間だったら『あと3週間くらいできる』と言えるけれど。来週、しっかり休んでいい形で迎えたい」。フェデックスカップポイントランキング上位30人だけに用意された舞台を3年連続で踏む。ショット、パットともに「普通」の状態を取り戻せれば、チャンスは生まれるはずだ。(インディアナ州カーメル/桂川洋一)

最終更新:9/12(月) 9:18

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