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世界一流大学の講義を企業向けにカスタマイズ「Coursera for Business」登場

リセマム 9月12日(月)13時15分配信

 大規模公開オンライン講座(MOOC:Massive Open Online Course、ムーク)のひとつである「Coursera(コーセラ)」は今夏、企業向けに「Coursera for Business」の提供を開始した。世界的に一流とされる140以上の大学と提携し、1,400種類以上におよぶ学習コースを扱ってきた知見から、企業の人材育成サポートに乗り出す。

無料なら一度覗いてみたい一流大学の講義 画像:Coursera

 「Coursera」は、スタンフォード大学コンピューターサイエンス学部の教授・准教授であるダフニー・コーラー(Daphne Koller)氏とアンドリュー・ネグ(Andrew Ng)氏によって設立されたソーシャルベンチャー企業。2012年4月に同名のMOOCプラットフォーム「Coursera」を立ち上げた。受講者は、オンラインでいつでもどこでも、自由に無償で講義動画を視聴できる。

 Courseraはサービスを開始して以来、芸術や経営、コンピューターサイエンスや情報科学、生命科学、社会科学や言語学習など、10テーマに沿った講義動画を配信。講義動画を配信する大学や教育機関数は140を超え、スタンフォード大学やイェール大学、プリンストン大学など、一流大学が参加している。日本では、東京大学が2013年(平成25年)2月に国内で初めてCourseraと連携。2016年も、東京大学教授らによる講義動画を配信中だ。

 今夏スタートした企業向けのMOOCプラットフォーム「Coursera for Business」は、Courseraが扱う教育コンテンツを企業の人材育成に役立てようとするもの。利用する各企業のニーズに合わせ、教育業界の専門家がデザインした学習プログラムをカスタマイズして提供する。利用者の学習進捗を追跡する機能や、学習効果を分析するツールも用意されているという。

 視聴者は、講義動画をパソコンのほかアプリを通じてスマートフォン上でも視聴できる。そのため、企業や視聴者のライフスタイルに応じて好きな時間に視聴でき、場所や時間を選ばず学習できる環境が整う。

 Coursera for Businessは、すでにアメリカのボストン・コンサルティンググループ(BCG)やフランスの化粧品会社ロレアル、インドのアクシス銀行が導入済み。利用を希望する場合は、Coursera for BusinessのWebサイト上に設置されている申込みフォームに事業形態や従業員数などの会社事項のほか、必要とする教育プログラムに関して記入し申し込む。なお、CourseraのWebサイトおよび配信される講義動画で使用される言語は英語のみのため、Coursera for Businessも英語対応のみ。

《リセマム 佐藤亜希》

最終更新:9月12日(月)13時15分

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