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今週の米株市場は不安定な展開に、銀行株上昇にブレーキか

ロイター 9月12日(月)6時53分配信

[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米国株式市場では、一連の経済指標で米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退したことを受け、銀行株の上昇にブレーキがかかったもようだ。12日に始まる週は、指標次第で銀行株や全体相場が乱高下し、不安定な展開になることが予想される。

第3・四半期に入ってから、S&P総合500種株価指数<.SPX>が1.4%上昇したのに対して、S&P銀行株指数<.SPXBK>の上昇率は約9%。

銀行株は年初来で依然として4.6%下落しているが、8月に相次いだタカ派寄りのFRB当局者発言を背景に、四半期ベースでは1年強ぶりにアウトパフォームする見込み。

低金利は銀行利益を圧迫しており、借り入れコストが控えめにでも上昇する見通しであれば前向きな材料となる。キングスビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は「銀行株はFRBの利上げ観測で上昇し、その見通しが不透明になれば下落する」と指摘した。

9月に入ってから発表された雇用統計や自動車販売などの指標は相次いで予想を下回り、利上げ見通しに対する不透明感が強まった。CMEのFEDウオッチによると、9月の利上げ確率は24%で、8月終盤の約35%から低下した。

銀行株は2%下落しており、ノルテ氏は9月の連邦公開市場委員会(FOMC)まで銀行株の軟調は続き、その後もさらに下落すると予測する。

最終更新:9月12日(月)6時53分

ロイター