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【民進党代表戦2016】蓮舫氏 街頭演説(9月11日・豊島区)<全文>

THE PAGE 9月12日(月)12時8分配信

 民進党代表選(15日投開票)に立候補している蓮舫・代表代行(48)、前原誠司・元外相(54)、玉木雄一郎・国会対策副委員長(47)の3氏が東京・豊島区で11日、最後の街頭演説を行った。代表選は、15日の臨時党開会で投票によって新しい代表を決定する。

【動画】民進党代表選 立候補の3氏が都内で最後の街頭演説

 民進党の代表代行を務めている蓮舫氏は街頭演説で「今までのお金の使い方ではない、皆様方に納税に見合うだけの行政サービスが必ず返ってくる国を、返ってくる社会をつくらせて頂きたい」と述べた。

納税に見合う行政サービスが必ず返ってくる国と社会をつくらせてほしい

蓮舫:あらためましてご紹介いただきました、蓮舫です。代表選に向けて最後の街頭演説の場所となりました。前原誠司先輩、玉木雄一郎さん、優秀な先輩と後輩とこうして堂々と政策論争をさせていただけること、あらためて感謝を申し上げると同時に、ここ池袋の街を借りて街頭演説をするときに、これだけ多くの皆さま方が足を止めてくださることに、まずもってお礼を申し上げたいと思います。

 今回の選挙を通じて私たち民進党が目指す国の形。今の政治とは違う、民進党の皆さま方にぜひ聞いてもらいたいと思う政策を、日本中で話をさしていただいてまいりました。安倍総理は気分を変えました、マインドを変えました。あしたは良くなる、でも3年9カ月がたって今、この国が置かれている経済成長の姿は果たして皆さま方の期待に応えるものだったのかどうなのか。株は上がった、為替は下がった、気分は変わった、でも皆さま方の雇用は、皆さま方の老後は、皆さま方の子供は本当に幸せになれるような環境が整ったんだろうか。今、そのときがいいというような政治ではなくて、私は向き合わなければいけない日本の最大の政治課題は人口減少だと思っています。

 どんなにこの国で女性が産むという選択をしても、残念ながら日本は世界で最も速い速度で人口減少が進んでいます。今からわずか24年後、赤ちゃんが24歳になるとき、皆さま方の今の年齢に24を足したときに日本の近未来、日本の基礎自治体の3割が無人になる。1年度、100万人。まさに玉木さんの香川県1個がなくなるかのようなスピードで人口減少は間違いなく近未来にやってくる。

 じゃあそのときに限られた財源、皆さま方が納めてくださる税金、これを何に使っていくのかをぜひ私たちは問わせていただきたいと思う。限られた財源を輸出企業に、大きな企業に、これまで以上に減税も含めて再分配をしていく政治をまだ続けるのか。皆さま方が頼んでもいないのに将来の安心の年金を株に投資をして、15カ月間で10兆も毀損をするというような政治をまだ続けるのか。

 介護離職ゼロと言いながら、でも介護を受ける方たちの自己負担をどんどん高めていく。そのような政治を続けていくのかどうなのか、われわれはあらがいたいと思います。今までのお金の使い方ではない、皆さま方に納税に見合うだけの行政サービスが必ず返ってくるという国を、返ってくるという社会をぜひ蓮舫につくらしていただきたいとあらためてお願いをさしていただきます。

 豊かといわれている日本で、なんで6人に1人が。シングルマザー、シングルファザーの家庭にいたってはなんで2人に1人の子供が貧困なんですか。年収122万円以下。食えない、食べさせられない、洋服が買えない、塾に行かせられない、我慢してくれと親が子供に言わなければいけない家庭は、これは自己責任なんでしょうか。

 その貧困から抜け出したい、あるいは自分の可能性を広げたい、努力して努力して勉強して大学に入っても、いまや2人に1人が奨学金を借りています。これは借金です。大学を出るときに平均300万円の借金。でも大学を出る社会の第一歩、今や4割が非正規社員です。金が返せない。3年後が見えない。そしてそれはすなわち結婚ができないという、こんなせつない現実を若者に押し付けるのは本当に自己責任でしょうか。

 私たちは考え方を大きく変えたい。次の世代を担う子供、次の日本を担う若者に自己責任という名前で押し付けるのではなくて、限られた財源を、成長につながらなかった再分配を教育に回そうじゃないですか。福祉に回そうじゃないないですか。雇用につなげようじゃないですか。

 あらためて民進党が皆さま方に、つくり上げたい、皆さまにお訴えをしたい社会は人に投資をする社会。そうすれば子供たちは将来必ず納税者になります。社会保険料の担い手になります。そのことによって持続可能な社会保障制度がつくり上げられます。GDPの6割は消費で支えられている。この3年9カ月、財政投資をしてもじゃぶじゃぶの金融緩和をしてもこの消費が動かなかったのは何か、それは今そこにある不安に政治が応えてないからではないでしょうか。

 だから私たちはこの不安を取り除いて、子供を産んでもこの子を育てることができる、教育を受けさせることができる。不安定雇用から抜け出すことができる。人生の最後を安心して過ごすことができる。安心の好循環社会をつくることこそが今の日本に求められている私は政治だと思っています。

 民進党の代表選、玉木さんも前原さんも素晴らしい政治家です。この3人と戦えることをあらためて誇りに思うと同時に、でもどうか最後の選択肢は蓮舫にしてもらいたいとあらためてお願いを申し上げ、お訴えと代えさせていただきます。ご清聴、ありがとうございました。

(完)

最終更新:9月12日(月)12時10分

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