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姫路市発注工事で贈収賄容疑 市課長と業者逮捕

神戸新聞NEXT 9月12日(月)17時6分配信

 兵庫県姫路市発注の道路整備工事を巡り、業者に入札関連の情報を教えた見返りに現金約30万円を受け取ったとして、兵庫県警捜査2課は12日、収賄の疑いで、姫路市道路整備改善課長の堀本匡宏(まさひろ)容疑者(56)=たつの市揖保川町袋尻=を逮捕した。また贈賄容疑で、姫路市飾東(しきとう)町庄の土木工事会社「大成組」の社長竹内俊明容疑者(61)=姫路市飾東町北野=を逮捕した。

 堀本容疑者の逮捕容疑は昨年7月下旬、同市新在家地区の市道整備工事の入札に関し、最低制限価格を算定する基準となる設計金額などを事前に教えた謝礼として、竹内容疑者から現金約30万円を受け取った疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。

 県警や姫路市によると、問題の入札は一般競争入札で23社が参加。うち4社が最低制限価格の986万9千円で並び、抽選で大成組が落札した。

 堀本容疑者は逮捕容疑となった工事全体を統括する立場だったといい、県警は同容疑者が電話で竹内容疑者に情報を伝え、現金の収受は大成組事務所で行われたとみている。2人は「(堀本容疑者が担当していた)工事現場で10年ほど前に知り合った」と話しているという。

 県警の説明では、大成組は2012年以降、同市発注の道路工事を少なくとも6件受注。県警は今回の工事以外についても情報漏えいや金品の授受がなかったか慎重に調べる。

 堀本容疑者は12日午前8時すぎ、捜査車両とみられる車に乗せられ、自宅を出た。県警は同日夜、両容疑者の自宅や大成組の事務所を捜索。13日までに姫路市役所を含め計18カ所で実施する。

 姫路市の舟引隆文総務局長は会見で「公共工事への信頼はもとより、市民の信頼を大きく損なうことになり、誠に遺憾。深くおわび申し上げます」と陳謝した。

最終更新:9月12日(月)23時51分

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