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イチローに配球見透かされ…マエケン「15勝目」はお預け

日刊ゲンダイDIGITAL 9月12日(月)12時12分配信

 ルーキー右腕が2ケタ黒星まであと1つと追い込まれた。

 ドジャース・前田健太(28)が11日(日本時間12日)のマーリンズ戦に登板。6回を8安打3失点(自責点2)、1敬遠、3奪三振で今季9敗目(14勝)を喫した。

 4月に続き、日米通じて2戦目となったイチロー(42)との対決は一回、無死一塁から140キロのシンカーで投ゴロ併殺に仕留める。三回まで1安打、わずか30球と危なげない立ち上がりを見せたが、四回に、そのイチローを起点に猛攻に遭う。

 先頭ゴードンを空振り三振に仕留め、打席には再び、イチロー。前田はベテラン外野手を簡単に2ストライクと追い込みながら、その後は直球、変化球ともゾーンを大きく外れる。カウント2-2から甘く入ったスライダーを捉えられ中前打されると、続くプラード、イエリッチに連打を浴び、イチローの先制のホームを許した。

 その後もボーアの犠飛を挟んで5安打で計2点を失う。六回には連打と野手の拙守にも足を引っ張られ、1点を追加され、この回を投げ終えたところで降板。相手先発ウリーナに九回途中まで散発4安打に封じ込まれた打線の援護にも恵まれず、球団の新人記録となる15勝目はならなかった。チームはナ・リーグ西地区首位ながら、マーリンズ相手に1勝2敗と3カードぶりの負け越しである。

 試合後のイチローは前田について「ピッチャーという感じのピッチャーだね。投球術という感じがする」と持ち上げながらも、4月の対戦との違いを問われると「(変化球が多く)印象は変わらない」と話した。

 好調ドジャースを牽引してきた前田も、かつての安打製造機に配球を見透かされたか。

 前田は試合後、新人恒例行事の仮装を強いられ、チアリーダーのコスチュームを身に着けて遠征先のニューヨークへ移動した。ブルーの衣装に身を包んだ前田は照れ笑いを浮かべながらクラブハウスを後にした。

 なお、イチローは4打数1安打でメジャー通算3022安打とした。

▽前田のコメント
「あまり状態は良くなかったけど、うまく粘れた。狙ったところに行かなかったし、意図したアウトが取れた回数は少なかった。(イチローとの対戦は)他の打者より楽しい。独特の感覚を持っていますから」

最終更新:9月12日(月)12時12分

日刊ゲンダイDIGITAL

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