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控え捕手でも存在感 ソフトバンク高谷“復帰”のプラス効果

日刊ゲンダイDIGITAL 9月12日(月)12時12分配信

「一番、大きかった。さすが4番の仕事」

 ソフトバンクが連敗を3で止め、首位日本ハムとのゲーム差を0.5に縮めた11日の西武戦。工藤監督は5-3の六回に飛び出した内川の3ランを勝因に挙げたが、チーム関係者が「あいつが戻ってきたのも大きいですよ」と言うのが高谷裕亮(34)の復帰である。

 6月12日以来となるスタメンマスクをかぶり、約1カ月ぶりの登板となった先発摂津を粘り強くリード。二回に先制の適時打も放ち、「なんとか勝たせてやりたかった」と、苦しむエースの今季2勝目を手繰り寄せた。

 高谷は左ヒザの故障で6月19日に登録抹消。その後、半月板の損傷が判明し、シーズン中の手術に踏み切ってリハビリを行っていた。昨年はチーム捕手最多の93試合に出場したものの、チームでの立ち位置はあくまで2番手以降の控え捕手。プロ9年での通算打率も.181と打撃面でも貴重な戦力とは言い難い。

 それでも、チーム関係者が「大きい」と前日10日に一軍に戻ってきた高谷を手放しで歓迎するのは、「明るい性格でチームのムードメーカー。必ずしもリードにつながってはいないものの、観察眼が鋭く、それを頼りにしている投手陣が多いですから」と言うのだ。

 実際、高谷が一軍から姿を消してからのソフトバンクは30勝32敗。それまでの45勝17敗から大きく勝率を落とした。もちろんこれには複合的な要因があり、戦力的には高谷がそこまでチームの勝敗に直結するほどの存在ではないとはいえ、ムードメーカーの復帰は熾烈な優勝争いを演じるチームに小さくないプラス効果を与えそうだ。

最終更新:9月12日(月)12時12分

日刊ゲンダイDIGITAL

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