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【秋場所】黒星発進の稀勢の里に横審委員長「(綱取り)もうないね」

東スポWeb 9/12(月) 11:18配信

 大相撲秋場所初日(11日、東京・両国国技館)、綱取りに挑む大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が、平幕の隠岐の海(31=八角)に寄り切られ、まさかの黒星発進となった。初日の取組を視察した横綱審議委員会の守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)は、ふがいなさすぎる相撲内容に「(綱取りは)もうないね」と、早々と“終戦宣言”。辛辣な言葉を連発し、失望感をあらわにした。

 稀勢の里が3場所連続の綱取りで、いきなりつまずいた。隠岐の海にもろ差しを許す不利な体勢から強引に前に出たが、回り込まれて窮地に。そのまま何もできず、あっけなく土俵を割った。取組後の支度部屋では何を問われても「……」と無言。今場所は横綱白鵬(31=宮城野)が休場し、綱取りの絶好のチャンス。それが初日に平幕に完敗を喫し、ショックを隠し切れない様子だった。

 間の悪いことに、この日は横審の守屋委員長が取組を視察していた。あまりの内容に「予想通り。想定内の負け。気持ちの部分? 気持ちは分かりませんが、負けるのが実力」とバッサリ。綱取りに関しては、なんと早くも「もうないね」と言い切った。直後に「これだと、なかなか厳しい。そう言った方がいいね」と発言を修正したものの、思わず“終戦”を口走るほど印象は最悪だった。

 横審トップの酷評の伏線になったのが、2日に行われた横審稽古総見だ。横綱日馬富士(32=伊勢ヶ浜)を相手に8戦全敗。他の大関陣との稽古を含めても2勝10敗の惨敗だった。守屋委員長は「総見が今日のように弱かった。2勝10敗でしたか。(今場所は)まあ、3勝ぐらいはするんじゃないですか」と皮肉たっぷり。

 さらに「かわいそう。稀勢の里じゃなくて、記者さんたちが。(綱取りが消滅して)仕事がなくなってしまう」と、関心の対象が報道陣の仕事に向いてしまうほどだった。もちろん、守屋委員長は和製横綱の誕生を誰よりも熱望する一人。いくら皮肉を言っても足りないくらい、失望感が大きいということだろう。

 日本相撲協会の八角理事長(53=元横綱北勝海)は「“安全に勝ちたい、勝たないといけない”と硬くなっていた。冷静さがなかった」と、この日の敗因を分析。「今場所は混戦。最初の1つ2つ負けても最後までチャンスがある。切り替えていくしかない」と奮起を促したが…。

 いずれにせよ、初日の出遅れで綱取りのムードが一気にしぼんだのは確か。果たして、ここから立て直せるのか。和製大関が、いきなり正念場を迎えた。

最終更新:9/12(月) 11:18

東スポWeb

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