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iPhone7は「買わなくていい」6つの理由 Felica対応、イヤホン端子廃止……

ZUU online 9/12(月) 18:10配信

AppleがiPhone7とiPhone7 plusを発表した。日本でも9月9日から予約受付が開始され、16日から発売となる。

毎年9月は新しいiPhoneの発表時期として恒例となっているが、携帯電話の買い替えに関してはユーザーそれぞれの事情があり、「買い替えの時期」という人もいるだろう。

しかし今回のiPhoneをスルーするとしたら、その理由は十分過ぎるあるようだ。

■高すぎる価格

価格だけを見ると、最安値のモデル(iPhone7、64GB)をApple Storeで購入すると7万2800円(税別)となる。

この価格帯のスマートフォンをAndroidスマホで探した場合、ほぼ高級機しか存在しないと言ってもいい。もちろんこの「高め」の価格設定にはAppleは自信があるのだろうし、筐体の出来もそれ相応に素晴らしいのだが、安価な携帯電話を買いたいという層にとっては引き続き「買いづらい」価格帯ではある。

■代わり映えのないデザイン

iPhoneはおおむね2世代は同じデザインを使用しており、その慣例からすると今回はデザインが大幅に変わるサイクルにあった。しかし6、6sと比較してもデザインコンセプトはほとんど変わらない。新しいデザインのiPhoneが欲しかった層からすれば、今回の7は期待外れだったと思われる。

5sから6になった際にフラットだったカメラ部分がほんの数ミリ出っ張っただけで批判されたが、今回もカメラの出っ張りに関しての改善はされていない。特に7plusに関しては大きく変わってしまったため、デザインにうるさいユーザには受け入れがたいかもしれない。

■イヤホン端子の廃止

噂には上がっていたが、3.5mmイヤホン端子(いわゆる普通のイヤホン端子)が廃止され、Lightningコネクタを充電・データ転送と共用するようになった。

これは自分のイヤホンやヘッドホンを持っていて、それをiPhoneに繋いで音楽や動画を楽しんでいたユーザにとっては最も深刻な事態だ。製品同梱のイヤホンはLightning端子対応だが、手持ちのイヤホンなどを接続するには同梱されている変換プラグが必要となる。しかし、充電しながら音楽を聴くことは現状では不可能だ。

AppleはiPhoneに限らず、このような「昔からある標準規格」を簡単に切り捨てる施策をよく取る。それは必ずしも悪いことばかりではなく、もちろんそれはそれでいいのだろう。しかし、音楽は自分のお気に入りのイヤホンなどで聞きたいというユーザにとってはあまり愉快な話ではないだろう。

そのようなユーザーがiPhoneで音楽を聴くのかという根本的な好みの問題もあるが、気軽に音楽を聴くためにスマートフォンを使っているのであれば、変換プラグが必須となる状況は本末転倒である。

■日本発売モデルは海外のApple Payに対応できない

読み取り機にかざすだけで決済ができるApple Payは、これまで日本で普及していたタイプとは違うものだったため、日本で普及している「おサイフケータイ」FeliCaとしては使えなかった。

今回はFeliCaのチップを搭載されているため、遂にiPhoneをおサイフケータイとして使えるようになった。しかし日本で発売されるiPhoneは、Apple Payの規格(NFC type-A/B)と違い、FeliCaの規格はNFC-F。日本でおサイフケータイとして使えても、海外でApple Pay端末としては使えない。

FeliCaが普及している日本での現状を優先したとも言えるが、注意が必要かもしれない。日本専用モデルの存在は、Apple自身が「ガラケー」を出してきたと言えなくもなく、興味深いところではある。

■安価な16GBモデルの設定がない

これまで一番容量が小さかったモデルとして16GBがあり、当然価格も安価に設定されていた。ところが今回は最低容量が32GBであり、容量は小さくても良いので少しでも安価なモデルが欲しいと考えていたユーザにとっては地味に打撃となる。iPhoneは伝統的にSDなどの外部記憶媒体に対応しておらず、Apple製品の歴史から考えても今後microSDなどを使用可能にするようになるとは思えない。

従って、容量は大きければ大きいに越したことがないのだが、iPhoneを動画閲覧(もっとも容量を必要とする)に使わず、容量は小さくても少しでも安いほうがいいと考えるユーザにとっては、価格面において魅力的な選択肢とはなりえない。この選択肢の狭さは、Android携帯と比較すると決定的な違いである。

■4インチモデルの設定がない

これは製品のサイクル上仕方がないことなのかもしれないが、SEで4インチモデルを復活させた割には、今回の7では従来と同じ4.7インチの7と、5.5インチの7plusしか選択肢が無い。

Androidも同様に小さな画面(つまりコンパクト)のモデルがほとんどなく、そういった状況でコンパクトなモデルを好むユーザにとっては、SEは貴重な選択肢として存在している。

片手で気軽に使えるコンパクトなスマートフォンを求めるユーザにとっては、やはり今回の7と7plusは選択肢にはなりえない。

■技術的にもデザイン的にも「過渡期にある」

以上6つの理由を総合すると、今回の7は明らかに「過渡期」にあると言っても過言ではない。Apple Payの問題や、Lightning変換製品の充実など、今後解決されていくであろう問題もあるため、少し様子を見てみるのも悪くないのではないだろうか。(ZUU online 編集部)

最終更新:9/13(火) 12:56

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