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【ニエル賞】マカヒキ、落鉄なんの海外デビューV!凱旋門賞制覇へ弾み

スポーツ報知 9月12日(月)6時7分配信

◆ニエル賞・G2(3歳限定、芝2400メートル=11日・仏シャンティイ)

 世界最高峰のG1、凱旋門賞(10月2日、仏シャンティイ=芝2400メートル)と同じコースで行われた3歳限定の前哨戦、ニエル賞・G2は11日、5頭立てで行われ、クリストフ・ルメール騎手(37)=栗東・フリー=騎乗の日本ダービー馬マカヒキ(牡3歳、栗東・友道厩舎)が快勝。海外デビューをVで飾り、日本馬の悲願である世界制覇へ弾みをつけた。

 日本ダービー馬の底力を見せつけた。5頭立ての3番手で4コーナーを回って坂を駆け上がったマカヒキが、500メートルを超える長い直線で力強くストライドを伸ばす。ルメールのゲキに応え、残り300メートルで前を行く2頭に外から並びかけると、ゴール前でグイッと抜け出し、差し返してきた内のミッドタームを首差で退け、世界デビューを勝利で飾った。

 13年に同じダービー馬のキズナが制して以来となる日本馬のニエル賞制覇。レース中に右後肢を落鉄するアクシデントがあったが、しっかりと勝ち切った。「道中はとてもリラックスして、直線で反応が良かった。ラスト200メートルはむっちゃ速かった。内の馬がしぶとかったが、ゴールまで頑張った。簡単に勝ちました。次はもっと良くなる。凱旋門賞が楽しみ」。15年にJRA騎手に転身して初の“海外勝利”を手にしたルメールの笑顔がはじけた。

 日本ダービーVの11日後、6月9日に友道調教師が凱旋門賞挑戦を表明。放牧先でもほとんど緩めることなく乗り込み、8月19日に現地へ出国。到着後も環境の変化に戸惑うことなく、日本の代表としての風格さえ漂わせていた。

 「フランスの競馬に慣れさせるのが目的」と位置づけたトライアルのG2を快勝。レース前に馬場を歩き、「硬くて、日本の馬場に近い。対応できるのではないか」と自信を深めていた友道師は「休み明けにしてはいい競馬だったと思う。一回使ったことで、さらに良くなってくると思う」と本番を見据えた。父ディープインパクトが3位入線、のちに失格と、悔しさにまみれた06年から10年。父のリベンジもかかる日本の悲願へ、大きく一歩を踏み出した。

最終更新:9月25日(日)16時59分

スポーツ報知

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