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日本ハムM点灯失敗 栗山監督「ムチを入れていく」

日刊スポーツ 9月12日(月)7時52分配信

<楽天9-4日本ハム>◇11日◇コボスタ宮城

 日本ハムがようやく走り始めたVロードで、足踏みした。ルーキー加藤の大乱調で歯車が狂った。1点を先制した直後の1回、岡島に先頭打者本塁打、続くペレスにも連続アーチを献上し、逆転を許した。追い付いた4回にも、すぐさま勝ち越しを許した。報道陣の問い掛けにも無言を貫いた左腕が、完敗を招いた。優勝マジックが点灯する可能性があった一戦を落とし、ソフトバンクに0・5ゲーム差に詰められた。

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 スイッチが入っていたが、空回りした。前夜、広島が25年ぶりにセ・リーグを制覇。栗山監督は「感動した。いい優勝だった。我々も頑張らないといけない」と見入り、自軍へ投影した。広島出身の中田は「みんな喜んでいる姿を見て、うらやましいなと。やり切るしかない」と固く誓ったのが、この日だった。

 収穫に乏しい1敗も、残り15試合は前を向く。10残塁に2失策で、引き分け2戦を挟んだ連勝が3で止まった。栗山監督は「スタートはここから。ムチを入れていく」と襟を正した。13日から本拠地・札幌ドームで2カード、計6試合。この日、シーズン自身最多104打点目を挙げた中田も呼応した。「楽しむ、とか軽い言葉では片付けたくない。今を一生懸命。優勝したら大切なモノになる」。

 勝負手も打つ。8月4日に右大腿(だいたい)二頭筋肉離れで出場選手登録を抹消された岡を、13日オリックス戦から昇格させる見込み。6月19日からの球団新15連勝を生んだ起爆剤の1人がカムバックする。最大11・5ゲーム差からの劇的な逆転ドラマの完結へ、仕切り直す。【高山通史】

最終更新:9月12日(月)9時13分

日刊スポーツ