ここから本文です

「78番」畝コーチが受け継ぐ“三村イズム”

東スポWeb 9月12日(月)16時54分配信

【元番記者が明かす 鯉の裏話】1996年、最大11.5ゲーム差をひっくり返され、巨人に「メークドラマ」を許してしまった三村敏之監督の無念。今回の優勝ではそれも…。歓喜の胴上げの輪の中にあった78番。前田健太(ドジャース)が抜けた投手陣をうまくやりくりした畝龍実投手コーチ(52)の背番号だが、それは2009年に亡くなった三村さんの広島監督時代の背番号でもある。

 三村カープでの畝コーチはチーム付きスコアラー。三村さんを師と仰ぎ、公私にわたって多くの時間、行動をともにした。だからこそ、96年はつらかったし、悔しかった。そんな気持ちもまた20年の時を経てついに…。

 13年オフ、スコアラーから投手コーチへの転身が決まった畝コーチは球団から「背番号は何番が欲しいか」と聞かれ「僕の場合は78番しかないです」と答えた。三村さんへの思いを胸に戦うためだった。三村さんの教えは頭の中に叩き込まれている。選手へのアドバイスも「こんな時、ミムさんならどうするだろうか」と心の中で自問自答しながら…。節目には必ず広島市内にある三村さんのお墓に行き、手を合わせた。今年は開幕前も、前半戦終了時も、ロード中に優勝マジックを点灯させ、広島に戻った8月29日にも行ってきたそうだ。

 記者は当時の三村監督が「僕はフィールドマネジャー。畑を耕して、種をまいて、育てていく。そういう仕事よね。それが大きな実になるのを夢見ながらね」と話しておられたのを思い出す。緒方監督は三村さんの現役時代の背番号「9」を受け継いだ愛弟子だし、水本二軍監督も三村イズムの継承者だ。三村さんが育てた面々が育てる側になって成し遂げた優勝。そして、光り輝いた背番号78。三村さんの笑顔が目に浮かぶ。

(1994~96年担当・山口記者)

最終更新:9月12日(月)16時54分

東スポWeb

スポーツナビ 野球情報

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

暗闇で光るサメと驚くほど美しい海洋生物たち
波のほんの数メートル下で、海洋生物学者であり、ナショナルジオグラフィックのエクスプローラーかつ写真家のデビッド・グルーバーは、素晴らしいものを発見しました。海の薄暗い青い光の中で様々な色の蛍光を発する驚くべき新しい海洋生物たちです。彼と一緒に生体蛍光のサメ、タツノオトシゴ、ウミガメ、その他の海洋生物を探し求める旅に出て、この光る生物たちがどのように私たちの脳への新たな理解を明らかにしたのかを探りましょう。[new]