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村上虹郎「熱量で突っ走る」主演映画にかける思い

日刊スポーツ 9月12日(月)7時53分配信

 作家赤城大空氏(25)の小説「二度めの夏、二度と会えない君」が映画化され、村上虹郎(19)が主演することが11日、分かった。高校生男女5人が織りなすひと夏の切ない恋を描く青春ラブストーリー。女性バンド「たんこぶちん」のボーカル兼ギター吉田円佳(20)がヒロインを演じる。中西健二監督(54)がメガホンをとり、来年秋に公開される。

 原作は、ピュアな青春小説として多くの読者に支持されている。主人公は、難病を患っていることを隠しながら、バンドを組んで文化祭で歌うことを夢見て夏に転校してきた女子高校生に恋する男子高校生。女子高校生が亡くなる直前、自分の思いを伝えるが、相手は動揺するだけで、この世には伝えてはいけない言葉があると思い知る。喪失感と罪悪感を抱えて過ごしていると、ある日突然、半年前にタイムリープ(時間跳躍)する。今度は絶対に気持ちを伝えないと決意して2度目の夏を過ごす。

 主演に決まった村上は、カンヌ映画祭コンペティション部門に出品された14年映画「2つ目の窓」(河瀬直美監督)でデビューした注目の新進俳優。今回はヒロインとバンドを組み、ギターを担当する設定で「バンドメンバーのみんなとステージで音を鳴らすのが楽しみです」と撮影開始を楽しみにしている。ギターの腕前は、放送中のTBS系ドラマ「仰げば尊し」(日曜午後9時)でも披露している。今回の映画は製作陣の年齢が高く、スタッフから「おっさんが甘酸っぱい青春映画を撮るんだよ」と言われたことに刺激を受けている。「負けないぐらいの熱量で突っ走り、感動を与えられる作品にしたい」と意気込んでいる。

 ヒロインに抜てきされた吉田は女優デビュー作となる。小学6年生だった07年に結成したバンド「たんこぶちん」は13年にメジャーデビュー。演技初挑戦となるが「正直不安でしたが、原作や台本を読んで、演技レッスンを重ねるごとに作品のことが好きになっていきました」と話す。演奏シーンが随所に登場する予定で、製作側は音楽的な才能が存分に発揮されることに期待している。

 中西監督は「人が人を思う気持ちの美しさ、強さ、切なさ、全てが詰まっています」と原作を捉えており「それを丸ごとスクリーンに写しこめたらと思っています」と話している。

 脚本は長谷川康夫氏(63)が手掛けた。撮影は来月1日にクランクインする。

 ◆村上虹郎(むらかみ・にじろう)1997年(平9)3月17日、東京都生まれ。父は俳優村上淳、母は歌手UA。14年映画「2つ目の窓」に主演して俳優デビュー。映画は「神さまの言うとおり」「忘れないと誓ったぼくがいた」「さようなら」「ディストラクション・ベイビーズ」「夏美のホタル」などに出演。昨年フジテレビ系「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」でドラマ初主演。

最終更新:9月12日(月)10時3分

日刊スポーツ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。