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アキバに光モノブーム到来 過去のピークを超える勢い

ITmedia PC USER 9月12日(月)12時44分配信

 先週、マザーボード売り場ではASUSTeKのZ170マザー「Z170 PRO GAMING/AURA」が注目を集めていた。税込み価格は2万5000円弱。2015年8月に登場した「Z170 PRO GAMING」のマイナーチェンジモデルで、新たに基板裏側のLEDライトを自在に調整できる「Aura」機能を加えている。

【光るパーツに透けるケース】

 元から人気のあるモデルだが、イルミネーション機能が追加されたことで売れ行きが上向くと期待するショップは多い。パソコンSHOPアークは「少し前まで、マザーボード的にはちょっとネタ的な付加価値とみられていたイルミネーション機能ですが、最近は光るモデルを求める人が少なくないので、普通に歓迎されているところがあります。元からバランスよく付加機能を盛り込んでいるモデルなので、狙っている人はかなりいそうです」と話していた。

 虹色に光るマザーボードは、2015年7月に登場したMSIのX99モデル「X99A GODLIKE GAMING」(税込み8万円弱/登場時)を皮切りにラインアップが増加中だ。それと同時に、光らせる舞台ともいえるPCケースも側面をフルに見せられる強化ガラスパネルを採用したモデルが目立つようになっている。

 先週はPhanteksから「ENTHOO EVOLV ATX TEMPERED GLASS WINDOW」が税込み2万7000円前後で登場。マザーベースの方向を自由に変えられるbe quietのE-ATXケース「DARK BASE PRO 900」(税込み3万5000円強、10月半ば発売予定)の展示も始まっている。

 TSUKUMO eX.は「前方もドライブ置き場から空冷や水冷を魅せる場に変わってきているので、側面全体が見えるケースが欲しいという人は増えています。そういうスタンスだと、やはりイルミネーション機能は重要になってきますね」と話す。

 冷却パーツでも、Thermaltakeのサイドフロー型CPUクーラー「Riing Silent 12 Pro」の青色LEDタイプと赤色LEDタイプ(税込み7000円前後)が登場したほか、PhanteksのGeForce GTX 1080/1070に対応するイルミネーション機能付き水冷ブロック「Glacier G1080 Founders Edition」(税込み2万円前後)も複数店舗で取り扱いが始まっている。

 オリオスペックは「10年以上前の光モノブームのころよりもいまのほうが盛り上がっていると思います。当時はただ光らせるだけでしたが、いまは色や光量を調整したり、状態にあわせて変化させたりできますから。遊べる幅がすごくあるんですよね。海外先行の印象が強かった光モノですが、そういう温度差がなくなってきたと感じます」と現状を語る。

●選別チップ採用の「Radeon RX 480 G1 Gaming 8G」など、RX 480カードが続々登場!

 オリジナルクーラーモデルの潤沢化が待ち望まれているRadeon RX 480だが、先週は理想の状態に数段近づいた感がある。

 GIGABYTEからは選別チップを載せた基板を独自クーラー「WINDFORCE 2X」で覆ったOCモデル「Radeon RX 480 G1 Gaming 8G」が税込み3万7000円前後で登場。コアクロックは1290MHz(リファレンスは標準1120MHz/ブースト1266MHz)で、補助電源は8ピン×1個となる。低負荷時はファンが止まる準ファンレス仕様となる。

 そのほかにも、HISのデュアルファンクーラーを採用した「RX 480 IceQ X2 OC 8GB」(税込み3万8000円前後)や、最大1306MHzで動作するSapphireの「NITRO+ SA-RX480-8GD5NOC001」(税込み4万円前後)、玄人志向のデュアルファンモデル「RD-RX480-E8GB/OC/DF」(税込み3万4000円弱)なども店頭に並んでいる。

 ドスパラ パーツ館は「それぞれの入荷数は少なめなので、まだニーズを満たしきるところまではいかないかもしれませんが、一気に選択肢が増えたので本腰を入れて品定めする人は出てきそうですね」と期待をこめて話していた。

●SeagateのSSHD「FireCuda」と高性能モデル「BarraCuda Pro」が発売

 ストレージ売り場は8月下旬からM.2 NVMe SSDの売れ行きが好調だが、先々週末にはPLEXTORのPCI Express x4接続モデル「M8PeY」が登場。こちらも順調に売れているという。税込み価格は1TBモデルが5万1000円前後で、512GBモデルが2万7000円弱、256GBモデルが1万7000円前後、128GBモデルが1万2000円前後となる。

 HDDはSeagateの高性能3.5インチタイプ「BarraCuda Pro」の10TBモデルが売り出されている。税込み価格は5万3000円前後から。7200rpmで回転するうえ、メーカー5年保証がつく信頼性の高い製品となっている。

 また、同じタイミングでSSHDシリーズ「FireCuda」の2TBと1TBモデルも税込み1万1000円前後と9000円前後で出回っており、こちらも話題を集めていた。

 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「3.5インチでSSHDはまだそんなには選択肢がないですが、1ドライブで速度と容量と安さを求めるならいいモデルだと思います」と話していた。

●長尾製作所のマグネット式ファンステイなどが売り出される

 アクセサリー類では、長尾製作所の「ファンステイ強力磁石式 N-FSTY-MG」が話題を集めていた。最大14cmのファンが固定できるステイで、先端にある4個の強力磁石により固定する。価格は1100円前後。

 入荷したオリオスペックは「スチール製のケースなら、シャーシのどこにでもつけられるので、微妙な位置に風を送りたいときに重宝すると思いますよ。かなり強力な磁石なので、長く使っても安定しそうです」とプッシュしていた。

 そのほか、パソコンSHOPアークはKingstonのメモリキット「HyperX Impact HX421S14IBK4/64」を入荷していた。 PC4-19200(DDR4-2400)SO-DIMMの16GBモジュールを4枚セットにしたパッケージで、税込み価格は4万1280円。

 同店は「4枚64GBを積めるノートPCや小型PCはそうそうないですが、あるとしたらこのキットが求められそうな、ハイエンドな作りになっているはず。そういう意味で、ニッチながらピンポイントで刺さる存在になるんじゃないかと思います」と話していた。

最終更新:9月12日(月)12時44分

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