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マカヒキ凱旋門賞前哨戦を差し切り快勝/ニエル賞

日刊スポーツ 9月12日(月)9時27分配信

<ニエル賞>◇11日=仏シャンティイ◇G2◇芝2400メートル◇3歳◇出走5頭◇1着賞金7万4100ユーロ(約852万円)

 待ってろ、世界の強豪たち-。日本のダービー馬マカヒキ(牡3、友道)が単勝1・4倍、断然の1番人気に応えて海外遠征初戦を制した。勝ち時計は2分35秒84。2着とは首差の接戦だが、クリストフ・ルメール騎手(37)が入れたムチは2発だけ。凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=仏シャンティイ)に向け、最高の結果で前哨戦を終えた。

 これが日本のダービー馬だ。3歳馬による凱旋門賞の前哨戦で、マカヒキが躍動した。単勝1・4倍の1番人気。ダービー以来となった競馬を、堂々と先頭でゴールした。13年キズナ以来、日本馬として2頭目の優勝を飾った。

 5頭立て。ミッドタームがハナに立ち、各馬縦列で淡々とレースは流れた。3番手を選んだマカヒキは、初の欧州馬場の感触を確かめながら道中を進む。残り400メートルからの直線勝負だ。ムチ2発、脚を測ったかのようにゴール直前で逃げた馬を差し切った。フランス出身の鞍上、ルメールはこのシャンティイで仏ダービー1勝、仏オークスを3勝。「ミッドタームが前にいたので、これを目標に競馬をした。(状態は)70~80%。リラックスしていて、直線では反応が良かった。ラスト200メートルはめっちゃ速かった。簡単に勝ちました」。勝手知ったるコースで、大幅な伸びしろを残した完勝。「もっと良くなる」と、本番へ確かな手応えを得た。

 次はいよいよ凱旋門賞。ルメールは「私はフランス人だから凱旋門賞が世界一大切なレース。ずっと前から日本に来ているから、日本の馬で乗るのは楽しみ。一緒に勝ちたい」と思いを明かす。06年には父ディープインパクトが3位入線後、失格。3週間後の10月2日、10年の時をへて、その息子が日本馬の悲願に挑む。日本の、ルメールの夢が大きく近づいた。

最終更新:9月12日(月)12時31分

日刊スポーツ

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