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マー君優勝も見えてきた ヤ軍若手起用7連勝3差

日刊スポーツ 9月12日(月)10時18分配信

<ヤンキース5-1レイズ>◇10日(日本時間11日)◇ヤンキースタジアム

 【ニューヨーク(米ニューヨーク州)10日(日本時間11日)=水次祥子】絶対エースがV字回復の上昇気流を呼んだ。ヤンキース田中将大投手(27)がレイズ戦で今季最多の10奪三振をマークし、メジャー自己最多タイの13勝目(4敗)で7連勝に導いた。自身も8月7日から7先発で無傷の6連勝。その間、チームは21勝10敗で勝ち進み、ワイルドカードでのプレーオフ進出圏内まで1ゲーム差。まだ7試合を残す地区首位レッドソックスにも3ゲーム差に迫り、4年ぶりのV奪回まで視界に捉えた。

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 エースの自信と確信があった。ヤンキース田中は立ち上がりの2回までに、ファウルで粘られ41球を費やした。それでも「(最初から)押している感じでした。良すぎて見送られた球もあったし、早いカウントで簡単にアウトが取れるときはくるだろうなと」。速球の制球、スプリットの動きも良く、手応えがあった。5回は11球、6、7回はともに6球で料理。6回は先頭に二塁打され、1死三塁とこの日最大のピンチを迎えたが、2者連続で凡打に退けた。

 前回5日のブルージェイズ戦は立ち上がり、ともに2ストライクと追い込んでからの連打で簡単に先制点を許した。フォームの修正を図り、8日のブルペンで始動の改良に着手。「これでいけるかな」という感覚をつかんだのは、試合直前のキャッチボールだった。修正能力の高さで、自身の連勝を6に伸ばした。

 チームも後半戦から「荒療治」を施してから、劇的に好転した。首位に最大9・5ゲーム差と離され、プレーオフ進出の望みが薄れた7月に、主力トレードに踏み切った。通算696本塁打のロドリゲス内野手を引退(手続きは自由契約)させるなど、終戦ムード一色だったが、来季を見据えた若手起用から奇跡的なV字回復を果たした。8月から正捕手に座る23歳サンチェスは、この日もソロ本塁打で田中を援護。田中も「8月からチームがガラッと変わって、いい軌道に乗ってる」とうなずく。8回途中で降板する際は、若手がマウンドに駆け寄り、1人1人がエースの肩をたたいて好投をたたえた。田中の顔からも自然に笑みがこぼれた。

 今季登板29試合でチームは22勝7敗の高勝率。田中は「チームが22勝しているのでいい。そこが一番」と自負をのぞかせる。ジラルディ監督は「非常にハイレベルな投球を続けている。彼が投げる試合は安心している」と称賛した。公式戦は残り4試合に登板予定で、3年目で初の200投球回クリアも濃厚。若い力と絶対的エースの存在があれば、プレーオフ進出という大逆転は夢ではない。

 ▼田中が10奪三振で13勝目。13勝は新人だった14年に次いで2年ぶり2度目の自己最多タイ。2桁三振は今季初、15年9月8日以来で通算7度目。これで日本人投手は今季合計52勝。14年の66勝に次ぎ、13年の51勝を抜いて、単独で2番目。13勝以上が3人(他に岩隈15勝、前田14勝)は、02年(野茂16勝、石井14勝、大家13勝)に次いで2度目。

最終更新:9月12日(月)10時42分

日刊スポーツ

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