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ドル102円半ば、FRB高官発言で米利上げ動向を見極め

ロイター 9月12日(月)15時30分配信

[東京 12日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の102円半ばだった。ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事の講演から米国の利上げ動向を見極めたいとする向きが多く、総じて動意に乏しかった。

午後は、日経平均株価の下げ幅が一時350円超に拡大したものの、ドルは102円半ばで方向感なく推移した。

ブレイナード理事は、米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの中で最もハト派的され、金融政策絡みの発言ができなくなる「ブラックアウト期間」前にどのようなメッセージを出すかが注目されている。

8月のISM製造業景気指数、非製造業景気指数が弱い内容となる中、利上げを急がない姿勢を示すとみる向きも多いが、仮にタカ派寄りの内容となった場合、市場は9月の利上げの可能性を意識せずにはいられなくなるとの見方もある。

市場では「利上げ期待が高まっても、株価が大幅に崩れればリスク回避の円買いとなる可能性もある」(国内金融機関)との見方も出ている。

<北朝鮮の新たな核実験を警戒>

朝方102.50─60円台で推移していたドルは、午前8時頃に102.30円まで下押しされた。その後、輸入企業のドル買い/円売りが流入。仲値に向けて102.66円まで値を上げたが、その後は伸び悩んだ。

ドルが弱含んだ場面では、米株安の流れを受けた日本株下落への警戒と、北朝鮮の核実験準備完了報道が意識されたという。

韓国の聨合ニュースは韓国政府筋の話として、9日に5回目の核実験を実施した北朝鮮が新たな核実験の準備を完了させたと報じた。北朝鮮は核実験場のこれまで使用したことのないトンネルを利用する可能性があるという。

この報道によって、市場ではリスク回避ムードが醸成されやすい地合いになっているという。「ダウ工業平均が1万8000ドルを割れ、下落スピードが加速すると102円ちょうど付近まで円が買われる可能性がある」(外為アナリスト)との声が出ていた。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 102.47/49 1.1241/45 115.19/23

午前9時現在 102.46/48 1.1238/42 115.15/19

NY午後5時 102.71/73 1.1229/35 115.31/35

(為替マーケットチーム)

最終更新:9月12日(月)15時30分

ロイター