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<Wコラム>絢爛たる前途! 『雲が描いた月明かり』のキム・ユジョン(後編)

WoW!Korea 9月12日(月)17時52分配信

子役はいつのまにか大人になっているのだが、『雲が描いた月明かり』のキム・ユジョンを見て、本当に驚いた。今年17歳の彼女だが、すでに大人の雰囲気を漂わせた美人女優である。その成長力が著しい。

■人に負けない努力と工夫

 前編の記事に引き続いて、2012年の発言をもとに、キム・ユジョンの成長の軌跡をたどってみよう。

 彼女の場合、声が幼い頃からハスキーだったので、それが理由でキャスティングされなかった映画があったという。

「タイトルは言えませんが、すごくヒットした映画です。その映画に私は声のためにキャスティングされなかったと聞きました。でも、私の声がハスキーだから、むしろもっと声に鋭敏になって、声を変えるスキルも得ることができました。先輩女優の中には、女性として低い声の方もいらっしゃいますが、それを自分の長所にしています。私はこれは短所ではなく、魅力の一つだと思います」

 こうした発言を聞いていると、相当な負けず嫌いだと推定できる。どんな分野であろうと、秀でた存在になりたいと思えば、人に負けないくらいの努力や工夫をすることが必要なのである。

■子役が大成する難しさ

 子役時代から大人の俳優と一緒に演技を続けていると、どうしても大人の理解できない部分が出てきてしまう。そういう部分をキム・ユジョンはどのように理解してきたのだろうか。

「大変だというより、大人と撮影現場で一緒に話しあうのが本当に楽しいのです。同じ仕事をする先輩たちですから。友だちは俳優の仕事をよくわからないじゃないですか。撮影現場では先輩やスタッフとつらいことも楽しいことも一緒に分かち合いながら過ごします。それが本当に楽しいです。よくない点は、同じ年齢より大人っぽくなってしまうところかもしれません。ときには友だちとわかり合えない部分もあったりします。むしろ大人たちのほうがわかり合えるところがありますから」

 そう語るキム・ユジョンだが、子役には子役なりの難しさがあるのだ。

「ある方がおっしゃってくださったのですが、『子役から始めて大人の俳優になった人は年に比べてずっと先に進んでいる。しかし、20代なのにおばさんみたいになったりするから、君も気をつけなければならないよ』と。私も気をつけようと思っていますが、どうすればいいかがよくわからないんです」

 確かに、子役で大成した俳優は少ない。しかし、キム・ユジョンがその難しさを乗り越えたことは、『雲が描いた月明かり』が証明している。

■人気女優の仲間入り

 とにかく、キム・ユジョンは演技をすることが大好きだという。

「演技をしているときは大変ですけど、後で見るととても面白くて、またやりたくなります。以前は、『学校がいいですか、撮影現場がいいですか』という質問をよく受けましたが、いつも答えに悩みました。結局、『撮影現場に行けば学校に行きたくなるし、学校へ行けば撮影現場に行きたくなります』と答えました。これは多分、子役ならみんなそうだと思います」

 こう語るキム・ユジョンだが、彼女が他の子役と違っていたのは、「やらされる」のではなく「自ら進んでやる」タイプだったことだ。

「1人でテレビを見たり、他の俳優の演技を見ると、『あの人たちはあのように演技をしているのに、私は何をしているのだろうか』と思ってしまうんです。でも、実際に撮影現場に行くと、とても大変で早く終わらせたいとも思ってしまいますけれど。そういう気持ちがずっと繰り返されるんです」

 このあたりの発言は、キム・ユジョンの複雑な心境を表している。学校と撮影所の両立は本当に難しい。けれど、彼女は結局、天性の女優なのである。

 将来は美術の大学に行きたい、と語っていたキム・ユジョン。もはや彼女は子役ではなく、『雲が描いた月明かり』で大人の人気女優の仲間入りを果たした。

 その前途は絢爛たる輝きに満ちている。

文=康熙奉(カン・ヒボン)

写真=シン・ジュヨン
(ロコレ提供)

最終更新:9月12日(月)17時52分

WoW!Korea

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。