ここから本文です

浜松市美術館で写真家・若木信吾さん個展 出身地での初の大規模開催 /静岡

みんなの経済新聞ネットワーク 9月12日(月)18時52分配信

 浜松市美術館(浜松市中区松城町、TEL053-454-6801)で現在、浜松出身の写真家・若木信吾さんの写真展「Come&Go」が開催されている。(浜松経済新聞)

ギャラリートークショーで来場者に作品の解説をする若木さん

 若木さんのデビュー20周年に合わせて企画した、出身地で初となる大規模開催の同展。これまで撮りためた著名人のポートレートから、身近な人々の何気ない日常の瞬間を切り取ったものまで、幅広い作品を展示する。

 浜松市東区出身の若木さんは、浜松南高校、米国ニューヨーク州ロチェスター工科大学写真学科を卒業。現在は写真家のほかに、映画監督や出版事業、書店経営など多彩な分野で活躍している。東京を拠点に活動する傍ら、地元浜松で書店「BOOKS AND PRINTS」(中区田町)を経営するなど、東京と浜松を「行ったり来たり」し続けている事から、同展「Come&Go」と名付けたという。

 1階の展示場に入り順路を進むとフロアの外側に俳優・浅野忠信さんから始まる芸能人や著名人のポートレート、フロアの内側には「ホームタウン」のテーマで浜松の身近な人々の写真が並ぶ。フロアの外側には「フォログラファー」のテーマで、沢渡朔(さわたりはじめ)さんから始まるカメラを手にした写真家たちのポートレートを展示する。中には、セルフタイマーで撮影した若木さん自身のポートレートも含まれ、同展のポスターやチラシにも黄、青、赤の彩りを加えている。

 2階の展示場は、「映像」をテーマに写真家のインタビューを前編・後編に分けて2カ所、若木さんの祖父や幼なじみをはじめとするさまざまな人物を1カ所の計3カ所で映し出す。事務所横にあるコーナーでは、若木さんの後輩の浜松南高校写真部の作品を展示する。

 9月10日の初日にはギャラリートークが行われ、若木さんが大勢の来場者の前で自身の作品を解説。和やかなムードで進み、質問コーナーでは、来場者からの「ポートレートの撮影の際に心掛けているポイントは」との問いに、「撮影相手が緊張しないように、時間を掛けずにシャッターを切る」と答えていた。

 会期中、若木さんが参加する対談や写真講座などさまざまなイベントを開催する予定。ほかにも平野美術館(中区元浜)1階「Hirano Art Gallery」では被写体に人物が一切登場しない写真展「表面」、書店「BOOKS AND PRINTS」が入るカギヤビル4階ギャラリーでは鳥取県を舞台にした「とっとり写真展」を入場無料で同時開催する。浜松市美術館を加えた3カ所を巡ると若木さんのオリジナルグッズを抽選で進呈するスタンプラリーも行っている。

 「若い人を始めとして幅広い年齢層の方々に楽しんでいただきたい」と学芸員の生熊周さん。「今後も浜松出身のアーティストの応援やバックアップができたら」とも。

 開館時間は9時30分~17時。料金は、大人=800円、大学生・専門学校生・高校生=500円、中学生以下無料。10月7日まで。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9月12日(月)18時52分

みんなの経済新聞ネットワーク