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小池都知事「都政にとって重大な局面」豊洲市場移転問題で緊急会合

スポーツ報知 9月12日(月)13時30分配信

 築地市場(東京都中央区)の豊洲市場(江東区)への移転延期をめぐる問題で、東京都の小池百合子知事(64)は12日午前、都庁内で副知事、関係局長ら13人を招集し幹部会合を開いた。

 小池氏は10日の緊急会見で、移転先の豊洲市場の各市場棟の床下で、土壌汚染対策で行われるはずの高さ4・5メートルの盛り土が行われておらず、空洞になっていたことを明らかにした。この日、「土壌汚染対策でこれまで858億円も都民のお金が使われている。『一体何なんだ』という声も聞かれる」と都庁に抗議が寄せられていることを明かし、都庁のホームページで誤った図解を掲載し続けたことを踏まえ「正確な情報公開」の必要性を説いた。

 豊洲市場の土壌汚染対策は2008年、和歌山大教授だった平田建正氏が座長を務めた専門家会議が提言を行い、それに基づき推進してきた。すでに専門家会議は解散しているが、小池氏は、「早急に改めて専門家会議を開く」と明言し、平田氏や当時の担当者らからヒアリングし再検証する方針を示した。また、都幹部らに「盛り土」から「空洞」になったことで、予算に変化があったかなど、詳しく調査するよう命じた。

 「食の安全に関わることで、市場で働く人も不安に思うこと。安心できる都政を行う」などと強調する一方で、「築地市場移転を延期したことで(東京)オリンピック・パラリンピックの道路の問題もあるのは事実。複数の課題がある。都政にとって重大な局面」と危機感をにじませた。

最終更新:9月12日(月)15時21分

スポーツ報知