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東大阪市役所で「河内寺廃寺跡」企画展 「オキュラスリフト」VR体験も /大阪

みんなの経済新聞ネットワーク 9月12日(月)20時0分配信

 東大阪市役所本庁舎1階多目的ホールで9月12日、平成28年度こんなん発掘しまし展「甦る(よみがえる)古代寺院 河内寺廃寺跡(かわちでらはいじあと)」が始まった。(東大阪経済新聞)

タブレットをかざすと写真パネルが立体的に見える

 今年で4回目を迎える同展では、毎年テーマに合わせたパネルや出土遺物を展示。今年は、来春史跡公園としてオープンする予定の「国史跡 河内寺廃寺跡」を広く知ってもらおうとテーマに据えた。

 河内寺廃寺跡は東大阪市河内町に位置する古代寺院跡で、飛鳥時代後期(7世紀後半)に建立。中門・塔・金堂・講堂が一直線に並ぶ四天王寺と同じ伽藍(がらん)配置で、規模は四天王寺の約3分の2の大きさであったことや、鎌倉時代初期まで存続していたことが発掘調査で明らかになっている。

 同寺跡は1967(昭和42)年に大阪府教育委員会(現・大阪府教育庁)が初めて発掘調査を実施。2004年~2005年にあらためて調査をしたところ、状態がよかったため、2008年に市が買収。一般公開する約2200平方メートルの史跡公園として整備している。

 会場には、寺跡の位置図や昭和30~40年代の写真など概要を紹介するパネルから始まり、発掘調査時の写真パネル、精密写真測量や3DCG制作を手掛ける相互技研(東大阪市荒本北)が作成した、伽藍全体や金堂などを復元したCGパネルなど31枚のパネルを展示。出土遺物では、飛鳥時代後期の軒丸瓦や、下側にも文様を持つ珍しい平瓦などを展示する。

 会場内には、タブレット端末を写真パネルにかざすと立体的に見えるARコーナーや、ゲームに使われるVRヘッドセット「オキュラスリフト」を装着して復元CGを体感できるコーナーも設ける。オキュラスリフト装着時は、手元のコントローラーで操作すると復元した寺院の中を歩いたり、顔を上下左右に動かすと同じようにCG内の景色を見ることができたりするなど、建物の全体像を360度の視点から見ることができる。同映像は市民講座の会場などでは使っていたが、一般公開は今回が初めてという。

 東大阪市教育委員会 社会教育部 文化財課の仲林篤史さんは「発掘調査成果に基づいて作ったCGで古代のお寺を体験してもらいたい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は9時30分~17時(最終日は正午まで)。入場無料。9月17日まで。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9月12日(月)20時0分

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