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広島悲願Vセール 地元百貨店で涙のくす玉割り

日刊スポーツ 9月12日(月)10時19分配信

 広島の25年ぶりのリーグ優勝から一夜明けた11日、地元の広島市で優勝セールが始まった。老舗の百貨店「福屋八丁堀本店」(広島市中区)のくす玉割りでは、カープファンの男性社員が25年前の優勝を振り返りながら前夜の優勝決定試合を“実況”し、涙ぐんだ。街中には「おめでとう」の垂れ幕も掲げられ、市内は祝福ムード一色に染まった。経済波及効果は今後、日本シリーズ進出も含めると約300億円に膨らむとみられている。

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 地元百貨店「福屋八丁堀本店」には2000人以上の行列ができた。開店前、くす玉割りの司会を任されたのは婦人服担当の渡辺浩二さん(46)。マイクを手に「25年前は大学生でした。昔の広島市民球場でアルバイトしていました」と振り返り「みなさん、25年ぶり7度目の優勝、おめでとうございます!」と、緒方監督ばりのフレーズを叫ぶと大歓声が上がった。

 続けて前夜の巨人戦の“実況”を披露した。「黒田が頑張って投げ、鈴木誠也が打ち、松山が本塁打を放ちました。最後は中崎が豪快なピッチングで抑えた。感動的な試合でした…」。最後は涙をこらえながら、声を振り絞った。

 25年前、大学生だった渡辺さんは「選手を少しでも近くで見たくて」と、広島市民球場でグラウンド整備などのアルバイトをしていた。91年10月13日。同球場での阪神とのダブルヘッダー第2試合を1-0で勝ち、優勝が決まった時、渡辺さんはなだれ込んできたファンを必死で制止した。そのため、当時の山本浩二監督の胴上げはしっかり見ることができなかった。

 卒業後、地元百貨店の福屋に入社したが、Vセールを経験することなく、年月が過ぎた。今年は同百貨店の広島の優勝セールを企画するメンバーに名を連ねた。「とにかく優勝セールがやりたかった」。悲願の優勝セール開始日の大役は上司から「行け!」と任命された。「(広島の)代打の切り札、小窪選手の気持ちでいきました」。即興での“実況”はもう1度、ファンと喜びを分かち合いたかったからだった。

 同百貨店のV7にちなんだ限定700点の優勝記念福袋(7700円)は、受け付け開始とほぼ同時に完売。渡辺さんの「Vセール」は7日間続く。【松浦隆司】

最終更新:9月12日(月)11時28分

日刊スポーツ

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