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<イタリア防衛大手>日本市場参入に意欲 東京五輪を照準

毎日新聞 9月12日(月)23時29分配信

 【ローマ福島良典】イタリア総合機械大手レオナルド・フィンメカニカのマウロ・モレッティ最高経営責任者(CEO)は毎日新聞のインタビューに応じ、2020年開催の東京五輪に向け、サイバー攻撃対策での協力に意欲を示した。

 レオナルド・フィンメカニカは、航空・防衛部門と情報セキュリティー部門から成る欧州を代表する複合企業。情報セキュリティー分野では、北大西洋条約機構(NATO)のサイバーセキュリティーのシステム整備を担当しているほか、22年のサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会の治安対策も受注し、国際的な実績を持つ。モレッティ氏は「五輪成功のために貢献できる」と参入に自信を示した。

 同社は防衛分野で欧州3位を占め、日本向けでは警視庁へのヘリコプター納入の実績も持つ。日本とイタリアは今年3月、安全保障やテロに関する情報を共有し連携を強化する情報保護協定を締結しており、モレッティ氏は「防衛分野での共同事業を実施する好機だ」と述べ、垂直離着陸無人航空機や戦闘士の訓練システムなどの分野で日本企業との協力を強化したいとの考えを示した。

 モレッティ氏は日伊ビジネスグループのイタリア側会長も務める。日本とEUが年内合意を目指す経済連携協定(EPA)については「日欧合意ができれば透明性のある貿易ルールを確立することができる。日欧の経済成長にも資する」と早期妥結を促した。

最終更新:9月13日(火)1時36分

毎日新聞