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札幌南・井沢、3連続完封で全道切符

スポーツ報知 9月13日(火)8時3分配信

◆秋季全道高校野球 札幌地区予選 ▽Aブロック代表決定戦 札幌南4―0札幌山の手(12日・札幌円山ほか)

 8地区24試合を行い、札幌と小樽で7代表が決まった。札幌南はエース右腕・井沢駿介(2年)が、札幌山の手戦で3試合連続完封勝利し3年ぶり全道切符。昨秋全道4強の札幌清田は、延長11回に志和樹主将(2年)の中越え適時二塁打で、北広島にサヨナラ勝ちした。小樽の双葉は小樽潮陵を5―3で破り、初代表を決めた。

 エースの右腕は最後までぶれなかった。クールに、そして丁寧に投じた118球。2回戦のとわの森三愛、3回戦の江別に続き、札幌山の手にも得点を許さなかった札幌南の井沢は「そんなに疲れてない。3連続完封は意識してなかった」と涼しい顔で振り返った。

 2安打、8奪三振、1四球で締めくくり、3試合27イニングのゼロ行進。直球と変化球を左右高低に投げ分ける制球力と緩急をつけた頭脳的投球で、本塁を踏ませぬまま地区を突破した。この日はバットでも8回に右前2点適時打でダメ押し。凡打が続いていただけに「やっとですね」と胸のつかえも取れたようだ。

 悔しさが成長を加速させた。今夏の地区1回戦で恵庭南に延長13回を投げ抜き惜敗。この反省から徹底した投げ込みと走り込みでスタミナを蓄え、さらに「もう1つの変化球が必要」と縦スライダーを身につけた。4回2死一、二塁のピンチは、その新兵器で内野ゴロに。研究熱心な1年生捕手・三戸創世のリードも隙がなかった。

 同校は2000年夏に南北海道を制して甲子園出場。部室には当時のトロフィーなどが飾ってある。同じ年に生まれた井沢も、ちょっと控えめだが「そろそろかと…」。無失点バッテリーを軸にして、秀才軍団が新たな歴史に挑む。(石井 睦)

最終更新:9月13日(火)8時26分

スポーツ報知