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【BOX】山中、伸びーーる“神の左”

スポーツ報知 9月13日(火)6時5分配信

◆報知新聞社後援 プロボクシング「ワールドプレミアムボクシング」▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 山中慎介―アンセルモ・モレノ ▽WBC世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ウーゴ・ルイス―長谷川穂積(16日、エディオンアリーナ大阪)

 WBC世界バンタム級王者・山中慎介が、伸びる“神の左”でモレノを返り討ちにする。同級1位アンセルモ・モレノと11度目の防衛戦(報知新聞社後援)に向けた都内での練習を12日に打ち上げ。昨年9月のV9戦以来となる再戦へ肩甲骨周りを中心に柔軟性をアップさせ、伸びのあるパンチが身に着いた。モレノはこの日、都内で公開練習を行った。

 山中はモレノの公開練習が終わった約2時間後に帝拳ジムで調整を行い、都内での練習を打ち上げた。モレノはこの日、今回を最後にスーパーバンタム級に上げると発言。そのことを聞くと「体重には余裕がないんでしょうけど、コンディションが悪くても困る。しっかり仕上げてきて欲しい」と余裕を見せた。

 自信の裏側には、進化を続けているという自負がある。昨年9月のV9戦では“亡霊”モレノの防御力に手を焼き、得意の“神の左”が思うように届かなかった。「本人は『3センチくらい届かなかった』と言っていた」と大和心トレーナー(41)。再戦に備え肩甲骨周りの柔軟性をアップすべく、チューブやダンベルなどを使ってストレッチを重点的にこなしてきた。肩が柔らかくなったことでパンチの伸びが増し、長い距離からでも打てるようになったという。

 モレノは公開練習で「今回はラウンドごとに明確に勝ちを印象付けたい」と手数を多く出す作戦を明かした。対する王者は「距離が詰まれば、さらにチャンスが増えるし狙いどころ」と不敵に笑った。前戦の3センチの空間を埋めた伸びのある拳が、モレノに突き刺さるはずだ。(三須 慶太)

最終更新:9月13日(火)15時28分

スポーツ報知