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【全米テニス】バブリンカ初V!生涯グランドスラム王手

スポーツ報知 9月13日(火)6時6分配信

◆テニス 全米オープン最終日 ▽男子シングルス 決勝 バブリンカ3-1ジョコビッチ(11日、米ニューヨーク・ナショナル・テニスセンター)

 【ニューヨーク11日=大和田佳世】男子シングルスは第3シードのスタン・バブリンカ(31)=スイス=が、決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(29)=セルビア=を6―7、6―4、7―5、6―3で破り初優勝。賞金350万ドル(約3億5000万円)を獲得した。

 14年全豪、15年全仏を含めツアー決勝の連勝を11に伸ばし、生涯グランドスラムに王手をかけた。

 4時間近い激闘を制したバブリンカは「全てを出し切った。何が起きているのか分からない」と振り返った。コート上で優勝インタビューに答えるうち、喜びが少しの涙となって表れた。

 リオ五輪を回避し、万全の状態で勝ち上がってきた。ツアー決勝は14年のチェンナイ・オープン(インド)から11連勝を誇る。理由は「分からない。毎試合ベストを尽くしているだけ」と笑ったが、今回の相手は4勝19敗の王者ジョコビッチ。試合前のロッカーでは重圧から震え、涙まで流した。「試合は迫っている。体調も問題ない。コートで戦えば勝つチャンスはある」と必死に自らを奮い立たせた。

 最速216キロのサーブ、片手で放つ強烈なバックハンドのパワーだけでなく、ネット前でも抜群の反応を見せた。準決勝で敗れた錦織圭(26)=日清食品=が「後半に調子を上げられる。長年トップ5にいられる理由が分かった」と脱帽する力の持ち主。ビッグ4と呼ばれるジョコビッチ、A・マリー(英国)、R・ナダル(スペイン)、R・フェデラー(スイス)と実績では差があるが、ジョコビッチは「彼を含めてビッグ5にすべき」と認めている。だがプレーとは対照的に素顔は謙虚そのもの。「そんなことは期待したことも、夢見たこともない。トロフィーを持って帰れるだけで本当に幸せ」。初めて手にした全米の優勝トロフィーを大事そうに抱えた。

最終更新:9月14日(水)2時19分

スポーツ報知