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<話題>次は東京五輪、主な関連銘柄をピックアップ

モーニングスター 9月12日(月)9時20分配信

 8月21日、リオデジャネイロ五輪が閉幕した。過去最多の41個のメダルを獲得した選手団の健闘ぶりに日本中が沸き立った。閉会式で小池百合子東京都知事に五輪旗が手渡された光景を見て、次の東京五輪に対する期待感が高まっている。すでに動き始めているメーン会場となる新国立競技場をはじめ、今後、競技施設や選手村といった関連施設の建設やインフラ整備が本格化するとみられる。少し気が早いが、主な東京五輪関連銘柄をピックアップしたい。

 まずは、新国立競技場の事業者である大成建設 <1801> のほか、五輪関連施設の建設が追い風になるとみられる大林組 <1802> 、清水建設 <1803> 、鹿島 <1812> などの建設株が挙げられる。道路などインフラ整備では、ショーボンド <1414> 、PS三菱 <1871> 、NIPPO <1881> 、東亜道路 <1882> 、前田道路 <1883> 、日道路 <1884> 、大林道路 <1896> 、ライト工業 <1926> などがある。

 リオ五輪終了後には「道路の熱さ対策」が話題となった。今夏の猛暑で都市部の気温が周囲より高くなる「ヒートアイランド現象」が改めて意識され、東京五輪の障害になるとの見方が浮上。なかでも、道路の高熱化がマラソンや競歩の実施に悪影響を及ぼすとの懸念が広がった。東京五輪に向けて、路面温度の上昇を抑える「遮熱性舗装」や「保水性舗装」の導入が加速する可能性がある。舗装表面に遮熱膜を設けた「パーフェクトクールコート」を手掛けるNIPPOをはじめ、保水性舗装の三住道路 <1776> 、遮熱・透水性ブロックの日本興業 <5279> などがある。

 建設需要を背景に、住友大阪 <5232> 、太平洋セメ <5233> といったセメント需要の伸びも期待される。

 電線地中化も急ピッチで進められると予想される。電線地中化では共同溝と呼ばれる電気、電話、水道、ガスなどのライフラインをまとめて埋設する設備が必要になる。関連銘柄では、電気通信工事の協エクシオ <1951> 、コムシスHD <1721> 、ミライトHD <1417> のほか、コンクリート2次製品のイトーヨギョ <5287> 、ゼニス羽田 <5289> 、地中に埋設されている建造物を撤去する日基礎 <1914> 、道路カッターの第一カッター <1716> などがある。

 観光関連も要マークだ。国内外から大勢の観戦者が訪れるとみられる。JAL <9201> 、ANA <9202> 、空港施設 <8864> 、日空ビル <9706> などの航空関連のほか、成田、羽田両空港と都心を結ぶJR東日本 <9020> 、京成 <9009> 、京急 <9006> などの電鉄株では乗降客の増加が見込まれる。HIS <9603> 、KNTCT <9726> などの旅行代理店や宿泊客の増加が予想される日本ビューH <6097> 、帝国ホテル <9708> 、ロイヤルホテル <9713> 、藤田観 <9722> なども関連銘柄だ。

 スポーツ関連も挙げておきたい。アシックス <7936> 、ミズノ <8022> 、デサント <8114> などのスポーツ用品メーカーや、アルペン <3028> 、ヒマラヤ <7514> 、ゼビオHD <8281> などのスポーツ専門小売りがある。

 また、東京五輪では、野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの5競技18種目が追加種目として実施される。なかでも、スポーツクライミングは、運動不足解消、ストレス解消、ダイエットなどの点から人気化する可能性を秘める。セントラルS <4801> や大和ハウス <1925> グループのスポーツクラブNASなどはクライミング・ボルダリング施設を手掛けており、話題となることがありそうだ。

(モーニングスター 9月 9日配信記事)

最終更新:9月12日(月)9時20分

モーニングスター

チャート

大成建設1801
771円、前日比+3円 - 9月27日 12時35分

チャート

大林組1802
1008円、前日比+10円 - 9月27日 12時36分

チャート

清水建設1803
910円、前日比+3円 - 9月27日 12時35分