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新競技のパラトライアスロン、秦が日本人最高位 太もも義足で6位フィニッシュ

カンパラプレス 9/12(月) 18:06配信

 リオパラリンピックの大会5日目にあたる11日、リオ屈指のリゾート地として知られるコパカバーナ海岸でパラトライアスロン女子のレースが行われた。前日には男子がレースを終えた同競技は今大会で初めて採用されたとあって、会場にはIPC(国際パラリンピック委員会)のフィリップ・クレイヴァン会長も来場。風光明媚なビーチで繰り広げられる熱戦を観戦した。
 パラトライアスロンはスイム750m、バイク(自転車)20km、ラン(ランニング)5kmの計25.75kmで争われる。これはオリンピックディスタンスと呼ばれる51.5kmのちょうど半分にあたる距離だ。3競技のつなぎ目はトランジションといって、ここでのタイムロスが順位に響くため選手は時間短縮に努める。観客にとっては見どころの一つともなっている。

 日本からは男女2人ずつ計4人の選手が出場した。顔ぶれは男子がPT4の佐藤圭一(エイベックス・グループ・ホールディングス)とPT1の木村潤一(NTT東日本)、女子がPT2の秦由加子(マーズフラッグ・稲毛インター)とPT5の山田敦子(アルケア)。ちなみに「PT+数字」は障害の種類や程度によるクラス分けの表記で、大まかにPT1は車いす利用者、PT2~4は義肢(義足)や装具の利用者、PT5は視覚障害者が対象となる。
 男女を通じて最高位は1時間33分21秒でフィニッシュした秦の6位だった。このクラスの優勝はアリッサ・シーリー(米国)で1時間22分55秒。記念すべき初代金メダリストとなった。
 もとはスイマーで泳ぎが得意な秦はPT2クラス8人中、スイムを2番手で上がった。だが続くバイクで遅れをとった。バイクとランのスピードアップは秦の課題だ。

 ところが、太ももから右足を切断している秦は大腿義足(太ももから履く義足)をつけているため、「膝継ぎ手」と呼ばれる膝関節の部品で自転車を漕ぐ動きを再現するのが難しい。また、ランでも「板バネ」と呼ばれるカーボンファイバー性の競技用義足をつけて走るのだが、弾力を制御しバランスをとりながら長距離を走るには高い技術を要する。義足自体の耐久性も重要だ。そのため秦はさまざまなトレーニングに励む一方、体の一部である義足の調整にも力を入れてきた。

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最終更新:9/13(火) 2:31

カンパラプレス

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