ここから本文です

一生に一度の運動神経発達のピークは〇歳~〇歳!この時期にさせたい運動とは?

ベネッセ 教育情報サイト 9月12日(月)16時0分配信

 小学校高学年にあたる、10歳~12歳は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、神経系の発達が目覚しい時期と言われています。新しい運動も見ただけで、習得しこなしてしまうと言われるこの時期。どんな運動が子どもの成長を促すのでしょうか?

ゴールデンエイジとは?

 小学校の高学年にあたる10歳~12歳は、ゴールデンエイジと呼ばれています。神経系の発達が完成に近づく時期で、これは動きを見たらすぐにその動きを再現できる「即座の習得」が可能な時期。この貴重な時期は、一生に一度しかないため、ゴールデンエイジと呼ばれているようです。

短期間でさまざまな運動が身につくこの時期、多様な運動を行うことで運動神経の発達を促していくことができると言われています。ただし、「即座の習得」は誰もが得られるわけではないそう。9歳までの間に、走ったり、跳んだり、投げたり、打ったり、蹴ったり…いろいろな体の動かし方を身につけておかないと、ゴールデンエイジに力は発揮できないようですよ。ゴールデンエイジで力を発揮できるよう、幼少時から動くことを子どもにすすめたいですね。

プロレベルの高度な技術も身につけられるゴールデンエイジ。しかし、まだ体は完全にできあがっているわけではありません。
たとえば、同じことを繰り返す反復練習はよくないとか。まったくダメなわけではありませんが、下手なまま反復練習を続けると「悪い癖」が身につくことも。また、さまざまな動きを学習できる時期にひとつのことばかり繰り返させると神経回路の成長に偏りが出るとも。神経回路の偏りは将来の伸びしろを奪ってしまうこともあるそうです。そして、同じ姿勢、同じフォームを続けることで筋肉が柔らかさを失ってしまいます。大人にありがちな硬い体になってしまっては、疲れが蓄積しやすくなってしまうとか。せっかくまだ筋肉の柔らかい時期にもったいないことですよね。

どのような運動が成長を促すのか?

 ひとつのことを繰り返すのではなく、いろんな運動を取り入れて、体いっぱいで動くことが神経系を発達させるためには大事。体の動きだけでなく、五感を使って運動させること。跳ぶ、投げる、蹴るなど全身を使う運動を心がけるとよいでしょう。この時期、スポーツもひとつにしぼってしまうことは可能性を狭めることになります。バスケットボールや野球、サッカーなど、いろんな体験をさせてあげて。

スポーツでなくても、体を動かすことであれば、鬼ごっこだっていいのです。鬼ごっこは、相手の動きに合わせて反応したり、瞬時に状況の判断も必要。すばやい動きが求められる運動遊びです。最近は、外遊びできる場所が少なかったり、おうちの中でゲームに夢中になる子どもも多いですが、しっかり体を動かして、神経系の発達を促してあげたいですよね。また外で仲間と遊ぶことは心の成長も促します。子どもどうしでなかなか外で遊ばないなら、保護者が子どもを外に誘い出してみては? 体を動かす楽しさを教えたり、子どもを健やかな成長へ導くのも保護者の役割と言えるかもしれませんね。
参考文献:
運動の「できる子」にする 12歳までに取り組みたい89のトレーニング  立花龍司(東邦出版)

ベネッセ 教育情報サイト

最終更新:9月12日(月)16時0分

ベネッセ 教育情報サイト