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かわいいメタルで世界を変える「BABYMETAL」の挑戦

AFPBB News 9/12(月) 18:30配信

【9月12日 AFPBB News】8月18日、東京・お台場のライブハウス「ゼップトーキョー(Zepp Tokyo)」周辺は、異様な熱気に包まれていた。集ったのは、顔に白塗りを施した老若男女約1000人。目的は、日本の女性3人組メタルダンスユニット「ベビーメタル(BABYMETAL)」の白塗り限定ライブ、通称“白ミサ”だ。

 メンバー3人と、“神バンド”と呼ばれる白装束に身を包んだサポートミュージシャンによる爆音パフォーマンスが始まると、フロアは熱狂の渦に包まれ、密集した観客の頭上に次々と観客が飛び乗っていく。曲中ひとときも止まることがない彼女たちの激しいダンスは、人気演出・振付家のミキコ(MIKIKO)による振り付けだ。ライブ中はトークもアンコールもなく、終始客席から地響きのような雄たけびと合いの手が入れられた。

「興味を持ったきっかけはポニーテールの女の子だったけれど、今はサポートバンドのメンバーに憧れている」という40代男性や、「もともとへビーメタルのファン。彼女たちのやりきってるところが好き」という30代女性など、観客はさまざま。アイドルファンからメタルファンまでを巻き込んだ新たな潮流が生まれている。

■「カワイイ」だけの時代は終わった

「ベビーメタル」は2010年に結成されたユニット。メンバーはボーカルとダンス担当のスゥメタル(SU-METAL、18歳)と、その両脇でスクリームとダンスを担当するユイメタル(YUIMETAL、17歳)とモアメタル(MOAMETAL、17歳)の3人だ。彼女たちの所属事務所でプロデュースとマネジメントを担当するキーパーソン、コバメタル(KOBAMETAL)は「ベビーメタルという名前には、『新しいメタルの誕生』という意味を込めた。既存のメタルアーティストとは違った、オンリーワンの存在を目指している」と説明する。

「カワイイ」と「メタル」が融合したステージは、日本の新しいエンターテインメントと言えるだろう。メタルの様式美を踏襲した世界観にJポップやゴスロリ的要素を加え、ミュージックビデオでは着物や空手など和のテイストも取り入れられている。「日本のカルチャーを意識することはなかったが、自然と表現されている部分があるのかもしれない」と、楽曲制作からライブ演出まで手掛けるコバメタルは語る。

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最終更新:9/13(火) 15:20

AFPBB News