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広島の圧倒的優勝で再燃?「CS制度」の是非

ベースボールキング 9/12(月) 12:15配信

広島が圧倒的な強さで優勝も

 待ちに待った瞬間が訪れた。1991年以来の歓喜が広島の地に戻ってきた。黒田博樹、新井貴浩らのベテランや若手の鈴木誠也、さらに菊池涼介、丸佳浩といった中堅選手らが年間を通じて活躍。広島東洋カープが25年ぶりにセ・リーグ優勝を果たした。

 しかし赤ヘル軍団が、すんなりと日本シリーズに出場できるわけではない。広島は、リーグ2位と3位が戦うクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの勝者と最大6試合(4戦先勝)のCSファイナルを戦い、勝ち抜く必要がある。全試合をホームで戦い、さらに1勝のアドバンテージを得るが、短期決戦では一つのプレーが流れを変え、勝敗の行方を大きく左右することもあり、圧倒的な戦力を誇る広島といえども油断はできない。

 元はといえば、今季のセ・リーグのように1チームが独走した場合、優勝が決まった後のいわゆる消化試合を減らすことがCS制度導入の主目的だった。現在3位のDeNAは借金5ながら3位で、CS進出の可能性が高いが、4位ヤクルトとの差は3.5ゲーム。3位争いから目が離せないのは事実だ。

 しかし仮に借金を背負った3位チームがCSを勝ち抜き、日本シリーズに進出した場合、どのチームのファンも複雑な心境になるのではないだろうか。広島ファンはもちろん、勝ち抜いたチームのファンも心の底から喜べるだろうか。

 ルール上は今季のセ・リーグ覇者は広島であることに変わりはない。CSはあくまでも日本シリーズ出場権を懸けた争いだ。2位と3位のチームは、ルールにのっとったうえで日本シリーズ出場の権利を懸けて戦う。もし勝ち抜いた場合は称賛されるべきだろう。しかし、もしそうなった場合、やはり何かしっくりこないと思うファンは多いはずだ。

 一方、パ・リーグは日本ハムとソフトバンクが熾烈な優勝争いを繰り広げている。パ・リーグがこのまま僅差で優勝が決まったとすれば、どちらのチームがCSを勝ち抜いてもほとんどのファンは納得するのではないだろうか。逆にパ・リーグも現在2位から10ゲーム離れた3位チームがCSを勝ち抜けば複雑な心境を抱くだろう。

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最終更新:9/12(月) 13:21

ベースボールキング