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営業停止処分のロンドンのクラブ、ファブリックそのまま閉鎖へ

RO69(アールオーロック) 9/12(月) 18:16配信

イギリスで最も有名なナイトクラブの一つであるファブリックの閉鎖が決定となった。ファブリックは、先に起こった薬物がらみでの10代の若者2名の死亡事故を原因として今年8月に営業許可を剥奪されいったん営業停止となり、その再開の可否が再審査にかけられていた。

ファブリックはロンドン中心部のイズリントンにあるクラブで、世界有数のクラブとして有名。ハウスとテクノのクラブとして知られているが、ヒップホップ、ダブステップ、エレクトロなどさまざまなジャンルをマッシュする金曜夜の「ファブリックライブ」も有名だった。店からはクレイグ・リチャーズやテリー・フランシスらのDJを輩出し、DJマガジン誌の世界クラブ・ランキングでは2007年と08年に世界第1位に輝いたこともあった。ロンドンのナイトライフを象徴する店として世界各地からの観光客を呼び込んでいることでも知られていた。

ファブリック関係者、警察、地元の行政にあたるイズリントン区議会など関係者が参加した再審査の審議は9月6日(火)夕方から7日(水)未明にまで及んだ。審議に提出された資料では「ファブリックの営業が現在のまま続く場合、今後またさらなる薬物がらみの死亡事故が起こる可能性が大いにある」と指摘。さらに、警察側による潜入捜査の報告では、客がクラブ内で堂々と違法薬物を購入・摂取していたことを挙げ、関係者たちはそれを認識していたはずだ、とした。その上で最終的に「同クラブのセキュリティ・スタッフの検査が甘く不適切であり、営業許可違反にあたる」と審議が結論付けられ、ファブリック側の主張は退けられる形となった。

このニュースを受け、FabricでプレイしたことのあるDJやアーティストたちはツイッター等で次々と遺憾の意を表明。請願書を集めるウェブサイト「A Change.org」では、同クラブの閉鎖阻止に賛同する署名が15万にも達した。また、政界からは、再審査の審議に先んじてロンドン市長サディク・カーン、イズリントンを地元とするエミリー・ソーンベリー下院議員らがファブリックの営業停止を批判していた。

RO69(アールオーロック)

最終更新:9/12(月) 18:16

RO69(アールオーロック)

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