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ブレイナード理事講演に注目集まる、FOMC前最後の当局者発言

Bloomberg 9月12日(月)7時34分配信

9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、ブレイナード連邦準備制度理事会(FRB)理事の12日の講演に注目が集まっている。

ブレイナード理事が同日シカゴで講演するのを最後に、当局者は20ー21日のFOMC開催を控えて公の場での発言を自粛する期間に入るからだ。一部の米金融政策ウォッチャーは、FOMCで最もハト派の1人であるブレイナード理事が、引き締めが近づいていることを示唆すると予想。そうなれば、市場が動くのは確実な情勢だ。一方で、今回の発言のタイミングは同理事のこれまでの実績に沿うもので、同理事は3月と6月のFOMC直前に辛抱強いスタンスを訴えたと指摘する声も聞かれる。

シカゴ国際問題評議会での同理事の講演の詳細は8月30日に同団体のウェブサイトに掲載されたが、FRB自体の発表は9月8日だった。

FOMCを控え、イエレンFRB議長の前回の公式発言以降の主な発言を振り返ると、見解にかなりの違いが見られることが分かる。

8月26日のイエレン議長発言「フェデラルファンド(FF)金利引き上げの論拠はここ数か月で強まった」。多くのエコノミストはこの発言について、利上げが差し迫っているとの議長の認識を示すサインと受け止めたが、議長は9月実施の可能性について明確なシグナルを発しなかった。

8月26日のパウエル理事発言「われわれには辛抱強くいられる余裕がある。しかし、インフレ率が2%に向けて前進し、労働市場がタイト化して、それを支える上で十分に力強い成長がみられる場合」、利上げの「好機を生かすべきだろう」

フィッシャーFRB副議長発言8月26日のCNBCのインタビューで、9月の利上げおよび場合によっては年内2回の利上げを見込むべきかとの質問に対し、「本日の議長発言はあなたの質問の両方に『イエス』と答えることと整合的だった」と述べた。8月30日のインタビューでは、9月に関して質問されなかったが、コメントを自ら撤回することはなかった。

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最終更新:9月12日(月)11時9分

Bloomberg