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全米テニス:ヨネックスやユニクロなど日本勢、ナイキなど欧米勢圧倒

Bloomberg 9月12日(月)14時38分配信

テニスの4大大会(グランドスラム)最終戦の全米オープンで、観客は開催地であるニューヨークから来ている人が多数を占める。しかし、コート上では日本企業のウエアを着ている選手が圧倒的に多かった。

男子シングルス決勝では、ヨネックスのウエアを着たスタン・バブリンカ(スイス)が、ユニクロとスポンサー契約を結んでいる世界ランキング首位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破って優勝した。両選手と準決勝を戦ったのは同じくユニクロと契約している錦織圭と、アシックスと契約しているガエル・モンフィス(フランス)だった。

今季の4大大会では日本ブランドが欧米勢に大きく水をあけている。ジョコビッチを筆頭に日本のアパレルメーカーと契約している7選手が4大大会の準決勝に進出した。これはナイキとアディダス、ニューバランスの合計を上回る。

こうしたマーケティング活動は、海外販売を強化し日本の高齢化や人口減、景気停滞の影響を補う取り組みの一環。ユニクロの海外店舗数は今や国内店舗数を上回っており、ヨネックスは昨年度初めて利益の半分余りを海外で稼いだ。

今季の日本ブランド躍進の背景には、ナイキの後退がある。それまではナイキと契約するスター選手、 ロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルが男子テニス界で支配的な存在だった。2人にはもはや以前のような圧倒的な強さはなく、35歳のフェデラーはウィンブルドン選手権の準決勝敗退後に今季の残り試合を欠場すると表明し、30歳のナダルは全米オープンの4回戦で姿を消した。

ジョコビッチと錦織の活躍はユニクロにとって追い風だ。同社は12年にジョコビッチと5年契約、その前年には錦織と契約を結んだ。

ユニクロを展開するファーストリテイリングの広報担当、宮澤尚人氏は錦織との契約について「ブランドイメージアップという意味」でも、商品開発でも意味があると指摘。「ウェアのフィードバックをいただいて、それを一般向けの商品開発にも生かしている」と述べた。

原題:At U.S. Open, Japanese Companies Leave Nike, Adidas in the Dust(抜粋)

Dave McCombs

最終更新:9月12日(月)14時38分

Bloomberg