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利回りに飢えた投資家のニーズ満たし株価上昇率首位、コーヘン&S

Bloomberg 9月12日(月)18時0分配信

今年の資産運用会社株の上昇率で首位の米コーヘン&スティアーズは、より高い利回りを熱望する投資家のニーズを満たすことで成功している。

不動産投資信託(REIT)や優先証券に特化する同社の運用資産は、今年1-7月期に17%増加し、615億ドル(約6兆3000億円)に達した。相場上昇に加え、顧客からの預かり資産が45億ドル余りの純増となったことが要因だ。同社の株価は年初来で33%高と、ブルームバーグが算出する世界の資産運用会社株の指数に採用された31社の中で最高。

共同創立者のロバート・スティアーズ最高経営責任者(CEO)はニューヨーク本社でのインタビューで、「同業他社にはほとんど不可能なような状況の下で、当社は有機的成長を実現することができている」と述べた。

利回りが株式や債券に比べて高めであるREITや優先株が今年、値上がりしていることから、長引く低金利やマイナス金利の環境で投資収益を確保したい投資家にとって、コーヘン&スティアーズは最適な投資先となっている。

ただ、同社の株価は金利見通しの変化で打撃を受ける恐れもある。米金融当局が利上げに近づいたとの観測が広がり債券利回りが上昇したことから、コーヘン&スティアーズの株価は9日、1年で最大の下げを記録した。

スティアーズ氏も金利上昇で同社の一部運用戦略が少なくとも一時的に打撃を受ける可能性を認めた。ただ、コモディティやエネルギーなどを含む他の戦略の一部は、金利やインフレ率が上昇する環境で成功すると同氏は付け加えた。

Charles Stein

最終更新:9月12日(月)18時0分

Bloomberg