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元鮮魚店を改装したオシャレな食堂!? 熊本県上天草市の〈麻こころ茶屋〉/熊本

Webマガジン コロカル 9月12日(月)19時12分配信

コロカルニュースvol.1856

天草諸島の入口の島〈大矢野島〉で、左手に海を眺めながら車を走らせていると、〈高野鮮魚〉と書かれた看板が掛かった古い建物が目に飛び込んできます。

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ココが〈麻こころ茶屋〉。事前に知らなければ、ここがカフェだなんて予想もできない外観ですが、足を一歩踏み入れると、平屋の造りを生かした解放感ある空間が広がります。

小澤麻裕さんと朋子さん夫妻がこの場所に〈麻こころ茶屋〉をオープンしたのは2012年の春。2011年までは、埼玉県の東大宮で〈麻こころ茶屋〉を営んでいましたが、当時の常連さんがお店に連れてきてくれた熊本在住のお客さんの話をきっかけに、熊本に惹かれ、店をたたみ、移住することを決意。6ヶ月に渡る物件探しを経て、この場所に出会った瞬間、「やっと辿り着いた」という気持ちから「ホッとして肩の力が抜けた」と朋子さんは振り返ります。

ランチのオムライスやカレーライスなどに加え、店内で焙煎した豆を使ったコーヒー、自家製シロップを使ったチャイやソーダなど、丁寧に仕込みがなされたオリジナリティ溢れるメニューが並びます。

そんな中、ひときわ目を引くのがこのドーナツです。

外はサクッ、中はしっとり。おからと熊本産の小麦を半々の割合で使用しているため食べ応えも抜群。お菓子におからを取り入れるのは、東大宮の頃にヴィーガンメニューに特化していたことのなごりなのだそう。

当時からおから入りのお菓子は評判だったため継続してはいるものの、現在はヴィーガンへのこだわりはなく、地元のお客さんに喜んでもらえることに、重きをおくようになったと朋子さん。

例えば、調味料ひとつとってもそう。この場所で営業を始めてからしばらくは、「体に負担の少ない砂糖を」という気持ちから、てんさい糖を使っていたところドーナツを食べたお客さんからの「甘さが足りない!」という言葉が。それをきっかけに、未精製でありながらも、しっかりとした甘さが特徴の奄美大島や喜界島産の砂糖に切り替えたそう。「その土地に合わせるのが大切。お客様に喜んでもらえなかったら意味が無いですからね」

「食べると元気になれる料理を出したい」そんな想いが〈麻こころ茶屋〉の核となっています。

ドーナツは1日十数個限定で、この日も昼過ぎの時点で残りは2個だけという人気ぶり。

店内で、ドライブのお供にテイクアウトで。天草へのおでかけを一層盛り上げてくれる、パワー漲る一品です。

information

麻こころ茶屋
住所:熊本県上天草市大矢野町上6586-3
TEL:0964-27-5657
営業時間:11:00~16:00
定休日:水木


writer profile
Hiromi Kajiyama
梶山ひろみ
かじやま・ひろみ●熊本県出身。ウェブや雑誌のほか、『しごととわたし』や家族と一年誌『家族』での編集・執筆も。お気に入りの熊本土産は〈808 COFFEE STOP〉のコーヒー豆、〈Ange Michiko〉のクッキー、大小さまざまな木葉猿。阿蘇ロックも気になる日々。

Photographer
Ryosuke Iwamoto
岩本良介
いわもと・りょうすけ●神奈川県秦野市出身。2010年より写真家・鈴木陽介氏のアシスタントとなり、2013年独立。雑誌やWeb媒体などで活動中。地元の秦野市は、日本で初めて落花生栽培が始まった土地で、老舗の落花生商店がいくつもあるので、いつか取材で訪れたいなぁとひそかに思っています。ryosukeiwamoto.com

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最終更新:9月12日(月)19時12分

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