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北朝鮮の核資金、お父さんのお小遣いに例えると…へそくりに激怒、でも離婚はできない?

withnews 9月14日(水)7時0分配信

 北朝鮮が9月9日午前9時(日本時間は同9時半)、度重なる国際社会からの制裁をあざ笑うかのように、5回目の核実験を行いました。これ以上どういう制裁をすれば止めることが出来るのでしょうか? そもそも核開発の資金源とは? 北朝鮮と親しい中国はぶっちゃけどうなの…「この問題、サラリーマンのお小遣いに例えるとわかりやすいですよ」。国連の北朝鮮制裁委員会の下で、専門家パネルとして制裁の実態を調べた山本武彦・早大名誉教授(国際関係論)にやさしく解説してもらいました。

【画像】各国のパスポートを比べてみたら、気になる北朝鮮の表紙には…

制裁って、一体なんのこと

 「核実験」とは、核爆弾を爆発させる実験のことです。北朝鮮が初めて核実験を行ったのはちょうど10年前、2006年の10月です。それから、2009年5月、2013年2月、2016年1月と、ほぼ3年に1度のペースで核実験を重ねてきました。

 今回の5回目は、4回目からわずか8カ月後でしかも規模は「過去最大」。この間にも、中距離弾道ミサイル「ノドン」、長距離弾道ミサイル「テポドン2改良型」、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などを打ち上げ続けています。5回目の核実験直前に打ち上げられた「ノドン」3発は、日本近海に落下しており、いわば、金正恩氏はやりたい放題です。

 自制する様子を見せない北朝鮮の核実験は、核兵器の拡散を防ごうとしてきた国際社会でも非常に頭の痛い問題となっています。国連安全保障理事会はこれまで北朝鮮の政策を変えさせようとしてきました。しかし、北朝鮮は従わないので、懲らしめる制裁をとりいれてきました。

 北朝鮮が外国に向けて通常兵器を売れないようにしたり、核兵器の開発に使うお金を外国から得にくくしたりしてきました。

 今年3月2日に国連で決まった「第2270号」と呼ばれる制裁決議は、「過去20年で最強」(パワー米国連大使)と言われるもので、主に次のような内容でした。

・北朝鮮からの石炭や鉱物資源などの輸入を原則禁止
・北朝鮮への航空燃料の輸出を原則禁止
・北朝鮮の銀行の新しい支店開設などを禁止
・北朝鮮を出入りする航空・貨物船の検査を強化

 また、それとは別に、日米韓は独自に制裁を科しています。

【日本】
貨客船「万景峰号」を始めとする北朝鮮籍のすべての船舶の入港禁止
国家公務員の北朝鮮渡航の原則見合わせ、など

【米国】
資金洗浄、ぜいたく品の取引禁止
核・ミサイル開発や金正恩体制を支える取引の禁止、など

【韓国】
南北協力の事業の象徴だった「開城工業団地」の操業を全面中断
核・ミサイル開発などに関わる個人や団体を対象に韓国内の資産を凍結、など

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最終更新:9月14日(水)7時0分

withnews

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。