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本田乗り気 今季限りミラン退団→米移籍

東スポWeb 9月13日(火)7時57分配信

 今季限りで退団へ――。日本代表FW本田圭佑(30=ACミラン)が米国行きに向けてついに動きだした。ハリルジャパンのエースはクラブで冷遇され、契約が残り1年を切った状況で去就が注目されている。今夏も複数クラブからオファーが届いたが、その中に米メジャーリーグサッカー(MLS)のクラブもあった。MLS移籍に乗り気な本田には意中のクラブがあるという。

 本田はビンチェンツォ・モンテッラ新監督(42)のもとで迎えた今季、レギュラーどころか出場機会すらなかなか与えられない。現地メディアからは今後も出場機会が限られる見通しを報じられるなど、厳しい状況が続きそうな流れだ。

 本田とACミランとの契約は2017年6月まで。少しでも収入を得たいクラブ側は契約満了前の放出も選択肢に入れている。実際、今夏の移籍市場ではセルタ(スペイン)やサンダーランド(イングランド)などが獲得に動いたが、本田が拒否したことで話は進展しなかった。

 だがミランの10番を狙っているのは欧州勢だけではなかった。「MLSのクラブからも話があったが、まとまらなかったようだ」と欧州事情に詳しいJリーグ関係者は話した。

 もともと本田は米国志向が強い。昨年末にはロサンゼルスでサッカー教室を開催し、6月には米国の公共慈善団体「国連財団」の教育事業への参画を表明した。将来的に米国でビジネスを展開する考えを持っており、現役時代にMLSでプレーして名前を売っておくことはプラスになる。実際、本田がオーナーを務めるSVホルン(オーストリア)の関係者も「彼はMLSに行きたがっている」と語っている。

 MLSのクラブにとっても日本で抜群の人気を誇る本田の獲得は商業的価値が高いため、複数のクラブが動いた。“相思相愛”ならば移籍がすんなり決まりそうなものだが、事はそう簡単ではなかった。同関係者は「本田の希望はあくまで(MLSの)ビッグクラブと聞いている」と明かした。

 MLSは欧州主要リーグと比べると“都落ち”のイメージがつきまとう。

 自らのブランディングを気にする本田にとっては、いくら実力的に欧州の強豪への移籍がかなわないとしても、できるだけサッカー界でのステータスや注目度が高いクラブに行きたいというのが本音。今夏に打診があったのはMLSでも中堅クラブとみられ、取り合わなかったわけだ。

 気になる意中のクラブとはズバリ、ロサンゼルス・ギャラクシーとニューヨーク・シティーだ。前者はMLS創設時からリーグ随一の人気を誇るクラブで、元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード(36)が在籍。かつては元同代表MFで世界的スターのデービッド・ベッカム氏(41)もプレーした。

 後者はイングランドの強豪マンチェスター・シティーと米大リーグの名門ヤンキースが共同出資するクラブで、豊富な資金力をバックに元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ(37)や元スペイン代表FWダビド・ビリャ(34)らを擁する。世界的な大物と一緒にプレーできる環境を本田は望んでいるのだ。

 ACミランにとっては来年1月の市場が移籍金を得られるラストチャンスのため去就騒動の再燃は必至。

 いずれにしても今季限りでの退団は確実視されており、本田が米国に上陸する日はそう遠くないかもしれない。

最終更新:9月13日(火)8時1分

東スポWeb

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