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ドイツ国債利回り上昇、金融政策めぐり不透明感=ユーロ圏市場

ロイター 9月13日(火)2時42分配信

[ロンドン 12日 ロイター] - ユーロ圏金融・債券市場では、ドイツ10年債利回りが英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)決定以来の水準に上昇した。

米利上げ懸念に加え、欧州中央銀行(ECB)が先週の理事会で行動を控えたことや、日銀がイールドカーブのスティープ化を検討しているとの観測が債券市場の重しとなった。

独10年債<DE10YT=TWEB>利回りは一時、0.059%まで上昇。だが米連邦準備理事会(FRB)高官が利上げの切迫性はないと発言したことで、早期利上げの不安が和らぎ、3ベーシスポイント(bp)上昇の0.04%で終了した。

英国のEU離脱決定後、独10年債利回りはマイナス圏で推移する日々が続いたが、過去3営業日の利回り上昇幅はこれで約15bpに達し、プラス圏に浮上した。

独7年債利回りもマイナス0.40%の水準を上抜け、再びECBの国債買い入れ対象に戻った。

みずほの金利ストラテジスト、パター・チャットウェル氏は「金融政策当局者が転換点にあるかをめぐり不透明感が広がった」とし、「3カ月程度の不確実性を織り込む必要がある」と話した。

リスク回避姿勢の強まりを背景に、低格付けの南欧国債には売りが膨らんだ。ポルトガル10年債<PT10YT=TWEB>は10bp上昇し、2カ月ぶりの水準となる約3.28%をつけた。

イタリア<IT10YT=TWEB>、スペイン<ES10YT=TWEB>10年債利回りも数週間ぶりの高水準を記録したほか、他のユーロ圏債券の利回りも2━3bp上昇した。

最終更新:9月13日(火)2時42分

ロイター