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静岡のNPO法人、寄付金付き商品販売を企画

産経新聞 9月13日(火)7時55分配信

 静岡市清水区で活動するNPO法人「サポート・しみず」が寄付金付き商品の販売を企画した。商品に寄付金額を上乗せし販売量によって寄付金の部分が“提携”するNPO法人に入るという仕組みだ。提携し商品を販売する企業側は「少しでも活動の一助になれば」と話し、NPO法人側でも「うれしい活動です」と歓迎している。

 サポート・しみずは同市の指定管理者として活動し、清水区の区役所内にある「ふれあいホール」を運営する。昨年には静岡商工会議所の後押しを受けて「NPOと企業の協働セミナー」の開催も行ってきた。地域のNPO法人の設立や運営などのほか、他の団体などとも交流を深めているという。

 今回、名付けたのは「しみず元気プロジェクト」。清水を活気づけたいという思いも当然込めている。このプロジェクトに参加したのは中山間地の活性化のために米作りなどに協力しているというNPO法人、あるいは親子で生の舞台や人形劇を観劇する活動をしている人たちだ。さらには里親制度を啓発する団体もある。

 そうした人たちに賛同した企業が“タッグ”を組んだ。企業から協力を得た商品は、「お米5キログラム」「味付け海苔」「健康食品」の詰め合わせセットなど。売れた分、寄付の部分が入ってくるという仕組み。福祉施設を運営するNPO法人の代表の一人は「これが地域の温かい光となってもらえれば」と話し、「お互いを思いやれる社会になってほしい」と期待感を寄せる。

 サポート・しみずの磯谷千代美さんは「各企業がそれぞれのNPO法人を資金面で支援するだけではない」と話す。こうした取り組みを通して「地域の中で顔が見える関係づくりを築いていって、地域の課題を解決することにつながれば」と意を強くしている。

 寄付金を付けた商品を販売して市民活動を支援するという取り組みは県内でも初めてだという。磯谷さんは「今後もこの取り組みを続けていきたい」と話している。

最終更新:9月13日(火)7時55分

産経新聞