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NPO推進事業「あまり効果なし」 静岡県事業レビュー

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月13日(火)8時13分配信

 県民らが静岡県の施策効果を検証、評価する静岡県事業レビューは11日、静岡市駿河区の県立大で、10日に引き続き約100人の県民評価者と専門委員14人が2会場に分かれ、「民間の能力や創意工夫の活用」と「成長産業分野への進出支援等による次世代産業の創出」の2テーマ4事業を点検した。NPO活動を支援する「NPO推進事業費」について「あまり効果がない」と判定した。

 NPO推進事業を巡っては、県担当者が、県内3カ所の「ふじのくにNPO活動センター」(FNC)の運営委託などを通じて人材育成や情報受発信、相談などの支援に取り組んでいると説明した。

 これに対し、専門委員はFNCと浜松市や静岡市の市民活動センターとの距離が近く、利用者にとって役割の違いもあいまいと指摘。「一緒になって機能性を高めた方がいい」などと提案した。専門人材の配置や情報提供の仕組みに課題があり、NPOのニーズに十分対応できていないとの声もあった。

 県承認の経営革新計画に基づいて新商品開発や販路開拓を行う企業を助成する「地域産業総合支援事業費助成事業」は、「一定の効果がある」と「あまり効果がない」が同数で県民評価者の判定が割れた。

 県担当者は補助金採択企業の7割が従業員20人以下の小規模な事業所で、経営革新を進める動機づけになっていると説明したが、専門委員らは「補助金の狙いや戦略性が明確でない」「経営革新がどの程度図られたか、誰がどう評価しているのか」など厳しく指摘した。

静岡新聞社

最終更新:9月13日(火)9時50分

@S[アットエス] by 静岡新聞