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【オーストラリア】LNG産業、2百億$投資へ 既存施設利用で新事業加速

NNA 9月13日(火)8時30分配信

 オーストラリアの液化天然ガス(LNG)産業で、今後5年間に総額200億豪ドル(約1兆5,500億円)規模の開発投資が行われる可能性が出てきた。西オーストラリア(WA)州と北部準州(NT)で、LNGプロジェクト2件が今後10年間に生産を減らすことが背景。それら既存施設を使えば、費用を抑えた新規のLNGプロジェクトが可能になるためだ。12日付オーストラリアンが伝えた。
 石油大手ウッドサイド・ペトロリアムが運営するWA州ノース・ウエスト・シェルフLNGプロジェクトでは、同プロジェクトの陸上LNG生産施設を他のLNGプロジェクトに利用できるという。ノース・ウエスト・シェルフは、操業中のLNGプロジェクトとしては国内で最も古く最大規模だ。
 ウッドサイドは今月に入り、WA州沖合のスカボロー(Scarborough)LNGプロジェクトで権益25%を取得。また、同プロジェクト近隣にあるテーベガス田とジュピターガス田の権益も獲得している。
 また、オーストラリアで2番目に古いNTのダーウィンLNGプロジェクトでは、オペレーターの米石油大手コノコフィリップスが、チモール海のカルディタ―バロッサ鉱区で基本設計調査の入札を実施。同鉱区のガスを、ダーウィンLNGの生産施設で利用したいようだ。
 コンサルティング企業ウッド・マッケンジーの試算によれば、ノース・ウエスト・シェルフとダーウィンの両LNGプロジェクトの既存施設で開放可能な生産余地は、純現在価値で最大80億米ドル(約8,200億円)に上るという。ただ、両LNGプロジェクトの活用は、経済的問題より、参画企業の契約次第という。スカボローLNGプロジェクトのオペレーターは米石油大手エクソンモービル。また、ダーウィンLNGには、地場石油大手サントスが参画している。
 ただ、ウッド・マッケンジーは、ウッドサイドが確保した沖合のガス田と陸上施設を利用するには、双方を結ぶパイプラインの建設で70億米ドルの費用がかかるとも指摘している。またシティの試算でも同費用は77億米ドルに上り、年間400万トンのLNGが生産可能になるという。

最終更新:9月13日(火)8時30分

NNA

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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