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稀勢の里、綱とりへ逆襲!横審委員長も評価一転「希望が持てる」

デイリースポーツ 9/13(火) 6:04配信

 「大相撲秋場所・2日目」(12日、両国国技館)

 3場所連続で綱とりに挑む大関稀勢の里は、小結栃煌山を押し出して初日を出した。先場所敗れた難敵をねじ伏せ、まさかの黒星発進から出直した。横綱鶴竜は隠岐の海の小手投げに屈して連敗を喫した。隠岐の海は3個目の金星。2場所連続優勝を狙う横綱日馬富士は嘉風を押し倒して2連勝。大関陣はすべて勝った。

 崖っぷちで、強い稀勢の里を取り戻した。代名詞と言える強烈な左おっつけがさく裂。右のど輪で栃煌山の上体を起こすと、はず押しで一気。先場所敗れた苦手に何もさせなかった。

 初日に悪夢の惨敗。連敗なら初優勝も綱とりも絶望的となる中、完ぺきな内容で出直した。「良かったと思う。集中していった。(立ち合いも)だいぶ良くなった」と、納得顔で振り返った。

 朝稽古では、若い衆相手に立ち合いを確認するのがルーティンながら、この日は通常の倍近い10回も繰り返した。「気持ちをしっかり」「しっかり集中」「ま、しっかり」。質問には自らに言い聞かせるかのように「しっかり」を連発した。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「いい形で勝った。一つ勝てば全然違う」と巻き返しに期待。前日「(優勝は)もうない」など辛らつな言葉を並べた横綱審議委員会の守屋秀繁委員長は「昨日、この相撲を取ってくれたら日本国民が喜んだのに。希望が持てる。優勝につながれば」と素直に評価した。

 3場所連続準優勝、半年も続く綱とりの重圧に勝ってこその悲願。「これからでしょう。ここからでしょう」。逆襲への力強い言葉を日本国民は信じたい。

最終更新:9/13(火) 7:16

デイリースポーツ