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<ウィッツ不正>同意書偽造し支援金詐取 元監査役を立件へ

毎日新聞 9月13日(火)7時30分配信

 三重県伊賀市のウィッツ青山学園高校を巡る就学支援金詐欺事件で、東京にあった同高のサポート校「四谷LETS(レッツ)キャンパス」(廃止)が生徒の同意書を偽造し、本来は生徒に入金される国からの支援金を受領していたことが関係者への取材で分かった。同高の運営会社「東理ホールディングス」(同市)の元監査役の男が主導して就学実態のない生徒の支援金もこの手法で受け取っていたとされ、東京地検特捜部は近く男を詐欺容疑で立件するとみられる。

 就学支援金は、基準額11万8800円のほか生徒の世帯収入に応じた加算金があり、国から年最大約30万円が支払われる。

 ウィッツは四谷など各サポート校から出された生徒の支援金申請書類をまとめて提出。国からの支援金を受け取った後、授業料を差し引いた残額を生徒に振り込む仕組みを取っていた。

 しかし、複数の関係者によると、四谷キャンパスは、立て替えなどを理由に「(残額は)サポート校に支払われることで同意します」と生徒が認めたように偽造した同意書を同高に提出し、支援金を振り込ませていた。

 元監査役の男は四谷キャンパスの運営に深く関わり、同意書を偽造した不正な支援金受領でも主導的な役割を果たしていたという。

 単位認定に必要なスクーリング(面接指導)に行かず、リポートも提出していないという元生徒の男性は「筆跡も印鑑も自分のものでない同意書が提出されていた。自分は支援金を全く受給していない。四谷キャンパスにそのまま金が入り、もうかる仕組みだったのでは」と話した。

 特捜部は昨年12月、同高側が受給資格がない高卒者の支援金を不正に受給した疑いがあるとして関係先を家宅捜索。その後、四谷キャンパスが「無料で高卒資格がとれる」と説明して生徒を勧誘し、単位認定に必要なリポートの代筆もしていたことなどが判明した。

 関係者によると、元監査役は指示を出すなどして積極的に四谷キャンパスの生徒を集めていたという。

 同高は四谷キャンパスに在籍した生徒151人のうち102人は就学実態がなかったか連絡がつかなかったとの調査結果を公表している。【飯田憲、平塚雄太】

最終更新:9月14日(水)18時36分

毎日新聞

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