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揺らぐ「安全な新市場」=地下水漏れの可能性―築地移転延期、長期化も・東京都

時事通信 9月13日(火)7時6分配信

 東京都の豊洲新市場(江東区)の安全性が揺らいでいる。

 土壌汚染対策工事の核となる盛り土を主要施設の地下で行っていなかった問題が発覚したためだ。さらに、配管などを通した地下空間に水がたまっていたことが判明、地下水が漏れ出た可能性も指摘される。問題の拡大で、移転延期が長期化する恐れも出てきた。

 「安全性の評価を確認するのが第一」。小池知事は12日午前、副知事や局長らを集め檄(げき)を飛ばした。「敷地全体で盛り土を実施」と誤った説明をしてきたことについても「一連の経緯をきっちりと精査し、検証する」と強調。近く再開する汚染対策の専門家会議などで安全性の確認と原因究明をするよう求めた。

 豊洲の問題点を調査してきた共産党都議団は同日午後、記者会見を開き、水産卸売場棟の地下空間の床一面に高さ1センチほど水がたまっていたことを明らかにした。地下空間を視察した尾崎あや子都議は「都は都民と議会にうそをついてきた。第三者による汚染物質の調査が必要だ」と批判した。

 築地市場(中央区)からの移転は当初、11月7日に予定していた。小池知事は安全性への懸念などを理由に、来年2月以降への延期を表明。市場関係者の間では、引っ越し作業がしやすい5月の大型連休が移転日になるのではないかとの観測が浮上したが、盛り土問題により見通しは不透明になった。

 移転延期で生じる経費について、都が「1日当たり700万円」と説明してきたことにも、知事は「(金額が)勝手に独り歩きしている」と疑念を示す。一方、延期により、築地市場の跡地に整備予定の都道環状2号が東京五輪・パラリンピックに間に合わないとの指摘があり、知事は難しいかじ取りを迫られる。 

最終更新:9月13日(火)8時35分

時事通信

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