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米株は大幅高、FRB理事のハト派スタンス表明で

ロイター 9月13日(火)7時21分配信

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国株式市場は米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事が講演で利上げに慎重姿勢を示したことで大幅高となり、3主要指数はそろって1%を超える上昇となった。

ダウ工業株30種とS&P総合500種は7月上旬以来2カ月ぶりの大幅な上げとなったが、9日の大幅な下落から完全に持ち直すには至らなかった。

ブレイナード理事は、現在みられる「ニューノーマル(新常態)」は緩和的な政策の解除に慎重になる必要性を示していると指摘。また同理事に先立って発言したアトランタ地区連銀のロックハート総裁とミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁はいずれも、政策金利を緊急に引き上げる必要性はないと示唆した。

CMEグループのFEDウオッチによると、市場が織り込む9月の利上げ確率は9日時点の24%から15%に低下、12月の利上げ確率は59.2%から54.5%に下がった。

ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は「9月の利上げを裏付ける材料が十分そろっていない。市場はそれが可能な限り、先送りされることを望んでいる」との見方を示した。

トムソン・ロイター・データストリームによると、S&P総合500種企業の業績予想に基づく株価収益率(PER)は約17倍で、10年平均の14倍を上回っている。

コモンウエルス・フィナンシャルのブラッド・マクミラン最高投資責任者(CIO)は、高水準のバリュエーションにはリスクが伴うものの、株価が短期的に下落する公算が大きいと意味しているわけではないと指摘。「それは高血圧のようなものだ。多分、いつの日にか心臓発作を起こすのだろうが、すぐに症状が出るというわけではない」と話した。

個別銘柄ではアップル<AAPL.O>が2.24%上昇してS&P総合500種を押し上げた。

アイルランドの製薬会社ペリゴ<PRGO.N>は7.35%高。物言う投資家として知られるスターボード・バリューはペリゴ株を保有していると明らかにしたうえ、ペリゴは株価の回復へ向けた改革を行うべきだと表明した。

騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が2.61対1、ナスダックが2.63対1で、いずれも上げ銘柄が優勢だった。トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約78億株で、過去20営業日平均の63億株を上回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 18325.07 +239.62 +1.32 18028.95 18358.69 17994.84 <.DJI>

前営業日終値 18085.45

ナスダック総合 5211.89 +85.98 +1.68 5098.03 5217.88 5097.80 <.IXIC>

前営業日終値 5125.91

S&P総合500種 2159.04 +31.23 +1.47 2120.86 2163.30 2119.12 <.SPX>

前営業日終値 2127.81

ダウ輸送株20種 7925.90 +103.31 +1.32 <.DJT>

ダウ公共株15種 667.52 +11.33 +1.73 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 783.95 +15.58 +2.03 <.SOX>

VIX指数 15.16 -2.34 -13.37 <.VIX>

S&P一般消費財 630.08 +8.97 +1.44 <.SPLRCD>

S&P素材 299.68 +2.83 +0.95 <.SPLRCM>

S&P工業 499.67 +6.42 +1.30 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 548.76 +10.21 +1.90 <.SPLRCS>

S&P金融 326.97 +3.72 +1.15 <.SPSY>

S&Pエネルギー 516.18 +4.50 +0.88 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 837.39 +12.99 +1.58 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 172.25 +3.37 +1.99 <.SPLRCL>

S&P情報技術 781.81 +13.05 +1.70 <.SPLRCT>

S&P公益事業 248.64 +4.24 +1.73 <.SPLRCU>

NYSE出来高 10.21億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 16735 + 195 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 16655 + 115 大阪比 <0#NIY:>

最終更新:9月13日(火)7時29分

ロイター