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探知機脇にドア設置=国交省が再発防止策―新千歳のすり抜け搭乗で

時事通信 9月13日(火)7時6分配信

 北海道・新千歳空港で先月、女性客が金属探知機を通らずに搭乗し、乗客約1000人が保安検査をやり直した問題で、国土交通省が探知機脇にドアを設置することなどを柱とする再発防止策をまとめたことが12日、分かった。

 東京五輪を控えテロ対策の重要性が高まっており、国内の航空会社や空港に徹底を求める。

 再発防止策では、各空港の国内線検査場で、車いすに乗った乗客などのために探知機脇に設けた通路にドアやついたてを設置する。

 保安検査業務は航空会社から委託を受けた警備会社が行っている。鎖などで通路を通れないようにしている空港もあるが、すり抜けできないことを明示するためドアなどでふさぐよう求める。

 また、搭乗口でチケットの確認も厳格化し、保安検査を通過していない乗客の搭乗を防ぐ。

 トラブルは8月5日午後0時10分ごろ、新千歳空港の保安検査場で発生。係員が目を離したすきに女性客が探知機脇を通って保安区域に入り、AIRDO(エア・ドゥ)羽田行きの便に搭乗、同便は約20分後に離陸した。

 女性は搭乗口で「チケットをなくした」と話し、エア・ドゥはマイレージカードで身元や予約内容を確認していたが、同社が自社の乗客が探知機をすり抜けたと連絡を受けたのは約4時間後だった。

 女性の特定ができず、エア・ドゥを含む航空各社は午後1時5分ごろ、国内線全便の離陸を止めて乗客約1000人を出発ロビーに戻して検査をやり直した。この影響で11便が欠航、多数の便に遅れが出た。 

最終更新:9月13日(火)7時10分

時事通信