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<志摩>海女に注目 サミット機に海外メディア取材が急増

毎日新聞 9月13日(火)10時54分配信

 5月の伊勢志摩サミット開催を機に、世界に情報発信された「海女文化」を改めて取材するため、志摩半島を訪れる海外メディアが増えている。6月以降、鳥羽、志摩両市への来訪者は、個人・グループを合わせ約30件に達する。海女を題材にした記事や写真、さらには小説など目的はさまざまだが、両市の関係者は「問い合わせを含めると例年より格段に多い。海女文化の認知度アップとユネスコ無形文化遺産登録運動の弾みになる」と期待を寄せている。【林一茂】

 鳥羽市浦村町の「海の博物館」に今月8日、イタリアのフォトジャーナリスト、アナリナ・デルオカさん(32)ら男女3人が訪れ、1年前から同市石鏡町で海女として働く地域おこし協力隊の大野愛子さん(37)と上田桃子さん(30)にインタビューした。

 アナリナさんが「海女の仕事が好きか」「1日の生活サイクルは」などと質問すると、大野さんは「好きと言うより、愛しています」「朝6時に起き7時には漁に出て、休憩を挟んで漁をします。海藻に足をとられびっくりしたこともあるが、事前に先輩の海女に教えてもらい、切り抜けられた」と答えた。

 アナリナさんらは、イタリアの新聞で海女を知ったという。資源の枯渇や高齢化から人数が急激に減少していることなどが詳しく報じられ、「海女がどのように生き、働いているのかを取材し、世界に伝えることで、消えかかっている海女文化保存の一助になればと考え、来日した」と話す。古民家に2~3週間泊まり込み、海女漁が盛んな磯場や離島の神島、答志島などにも出かけ、密着取材を試みるという。

 官民で構成する伊勢鳥羽志摩インバウンド協議会の事務局員、岩崎織江さん(39)によると、サミット以降、海女を取材する海外メディアは今年末までに17件にのぼり、年間では39件に達する。2年前は11件で、岩崎さんは「サミットの開催決定直後から押し寄せた海外メディアの関心が続いている」と分析する。

最終更新:9月13日(火)10時54分

毎日新聞

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