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【WBC世界バンタム級戦】挑戦者モレノの減量苦で王者山中に難題?

東スポWeb 9月13日(火)16時35分配信

 WBC世界バンタム級王者・山中慎介(33=帝拳)のV11戦(16日、エディオンアリーナ大阪)に思わぬ“不安”が浮上した。挑戦者で難敵の同級1位アンセルモ・モレノ(31=パナマ)が減量に苦しんでいる。これで「神の左」によるKOチャンス到来と思いきや…山中陣営の受け止め方は全く違うのだ。いったい、どういうことなのか?

 12日、都内で練習を公開したモレノは「バンタム級で試合をやるのはこれが最後。今後はスーパーバンタム級に上げたいと思っている」といきなりぶち上げた。

 挑戦者の立場でタイトルマッチを4日後に控えて階級アップを宣言するのはおかしな話だが、実際にこの日は長袖の減量着を3枚も重ねて練習。さらに室温を高めて汗を出やすくするために「窓をすべて閉めてくれ」とリクエストした。本人によると「リミットまではあと3ポンド(約1・36キロ)」というが、かなり減量に苦しんでいることをうかがわせた。

 計量をクリアできなければ全てがパーになるボクシングでは、時に練習の目的が体重を落とすことになってしまう。無理な減量は体力の消耗が激しく、試合に悪影響を与えることは必至。それだけに挑戦者自ら減量苦を公にしたとあれば、本来なら朗報だ。ところが…山中サイドからは「お願いだから、ちゃんと(体重を)落として」との声が聞かれた。

 その理由は経歴に“傷”をつけたくないから。今回勝てば11度目の防衛となり、元WBAライトフライ級王者・具志堅用高氏(61)の持つ世界王座連続防衛の日本記録(13回)更新への期待もいよいよ高まる。前WBAスーパーフェザー級王者の内山高志(36=ワタナベ)が4月のV12戦で敗れており、近々に記録を破る可能性があるのは山中だけだ。

 とはいえ「記録更新のために安易な相手を選ぶことは絶対にしない」が所属する帝拳ジムのポリシー。今回のモレノも、4月に行われた「挑戦者決定戦」で元WBCスーパーフライ級王者のスリヤン・ソールンビサイ(27=タイ)を破って王座戦に駒を進めてきた。

 モレノには1年前のV9戦で大苦戦の末に判定勝ち。最強挑戦者相手に今回こそ「神の左」で仕留められるか、といった見どころがある。それが一転、計量をクリアできないという最悪の事態にでもなれば、口さがない“外野”からは「防衛回数を増やすために選んだ相手」などと言われかねないのだ。

 自らには何の責任もないことが理由で「いわくつき」の試合になってしまっては、たまったものではない。計量は試合前日の15日。山中陣営はモレノが難なくクリアすることを切に願っている。

最終更新:9月13日(火)18時24分

東スポWeb

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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